EU離脱の主導権はメイ英首相から議会へ移す案が可決された後で、26日の英ポンドは横ばいとなっている。
日本時間12時33分の時点で、GBP/USDは0.1%安となり、1.3193となっている。
英国では25日に、保守党のオリヴァー・レトウィン議員が提出した27日の審議の主導権を議員に与えるという修正案が、賛成329、反対302票で可決された。
これを受け、議会は27日に離脱に関する複数の選択肢から、過半数の支持を得るのはどれかを「示唆的投票」で探ることになる。
先週では、本来の離脱期限の3月29日から2週間後の4月12日まで延期が決定され、それまでに合意なき離脱、再国民投票や離脱撤回などの方向性明示が迫られる。
しかし、25日にメイ首相は3回目となるEU離脱協定案の議会採決に対し十分な支持が得られていない認識を示している。
一方で、 ドルインデックスは0.1%安で96.018となっている。
目立った経済指標がない中で、投資家は引き続き米国債利回りの下落に注目している。先週22日では逆イールドが発生した。
22日に米製造業PMIが市場予想を下回った後で、3ヶ月物と10年物の米国債利回りにおいて2007年ぶりの逆イールドが発生した。
逆イールドは、景気後退の兆候として広く知られている。また、逆イールドは過去60年においてすべての景気後退の前に発生している。
USD/JPYは小幅高で、110.09である。
AUD/USDは0.2%高で0.7127となっている。 NZD/USDは、ニュージーランドの予想を上回った貿易収支の発表の後、0.1%高で0.6913となっている。