FOMC後の急上昇後、木曜日午前の米ドルはわずかに下落した一方で、オーストラリアドルは米中貿易協議の良いニュースを受け上昇した。
AUD / USDドルは、午後0時57分時点で、0.18%上昇して0.7026となった。 オーストラリアの製造業PMIは54.8に改善し、予想の51.0を上回って製造業の景気拡大を示した。
米国と中国が来週の金曜日までに貿易協定を発表するかもしれないと示唆したCNBCによる報道もオーストラリアドルを引き上げた。両国は水曜日に北京での協議を終え、来週のさらなる会談のために中国の劉副首相はワシントンへ向かう。
中国はオーストラリア最大の貿易相手国だ。
昨日、第1四半期の雇用者数が発表され予想外に減少したことを受け、ニュージーランドドルは下落していたが、本日は0.23%反発し0.6636となった。
一方、パウエルFRB議長が投資家の利下げ期待を冷ました後、ドルインデックス は0.06%安の97.347となった。
金融政策のスタンスは適切であり、利下げと利上げのどちらも行う理由がないとパウエル議長は、連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で述べた。連邦公開市場委員会は予想通り、政策金利を据え置いた。
「12ヶ月ベースで、消費者物価指数と食料とエネルギー以外のコア消費者物価指数は低下し、2%を下回っている」とFRBは声明の中で述べた。FRBが注目する最新のコアPCEは、FRBの目標である2%を大きく下回る1.6%となっている。