アジア時間のドルインデックスは横ばいで推移した。本日の第1四半期GDP改定値と金曜日のコアPCEデフレーターの発表を投資家が待っているため、あまり値動きがなかった。ドルインデックスは午後3時時点で98.053となっている。
ロイターによると、シドニーを本拠地とするCMC Marketsのチーフマーケットストラテジストであるマイケル・マッカーシー氏は、次のように述べている。「世界経済の見通しと激しい貿易戦争の行方は、依然として市場にとっての重要な問題です。明日までに発表される経済指標は景気減速を裏付けるか、または払拭する可能性があります」。
ドル / 人民元は0.1%安の6.9088となっている。
中国の新聞が中国は米国に反撃するためにレアアースを使うことができると警告した後、貿易摩擦への懸念が高まっている。
トランプ米大統領が中国との「交渉の準備ができていない」と述べた数日後の木曜日に中国外交部張副部長は、貿易戦争の挑発は「武器を使わない経済テロ」であると述べた。
ドルは、今年、市場の混乱と政治的緊張が高まった際には安全な通貨として選択されてきた。アナリストらによると、もう1つの安全な避難先である日本円は、国内投資家のドルへの需要により比較的弱いままである。
大和証券のシニア通貨ストラテジストである石月幸雄氏は「ドルが1ドル当たり109.10円に近づくと、日本の投資家からの円売りやドル買いが続くので、円が109円を下回るのは容易ではありません」と述べている。 ドル / 円は、0.12%上昇し109.72となっている。
豪ドル / ドルは0.22%高、 ニュージーランドドル / ドルは0.23%上昇した。ドル/ウォンは0.29%安の1,189.55となっている。