5日の米ドルはほぼ横ばいで取引されている。一方、豪GDPは予想を下回ったにも関わらず、豪ドルは小幅高となっている。
日本時間午後5時30分時点におけるドルインデックスは0.07%安の96.93となっている。FRBのジェローム・パウエル議長は世界経済の減速と貿易摩擦に言及し、利下げの可能性を示唆した。
「いつ、どのようにこれらの問題が解決されるかは我々には分からない」とパウエル議長は述べた。また、「景気拡大を維持するため我々は適切な行動を取る」と発言した。
FRBが示唆する金融緩和のサインにマーケットは注目している。セントルイス連銀のジェームズ・ブラード総裁は3日、現在の状況を考慮すると利下げもあり得ると発言した。
一方、豪ドル/米ドルは0.14%高の0.7となっている。1-3月期のオーストラリアの実質国内総生産(GDP)は、市場予想の前期比0.5%増を下回り、0.4%増となった。一方、前年同期比では予想通り1.8%増であった。
豪準備銀行は4日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを1.25%まで引き下げることを決定した。また、同中銀は必要に応じて追加利下げを行う用意があることを示唆した。
マーケットは貿易関連の報道を前に様子見ムードとなり、米ドル/人民元は0.03%高の6.9091となっている。米財務省の発表によると、スティーブン・ムニューシン米財務長官は、今週末日本で開かれるG20財務相会議で中国人民銀行(PBOC)の易綱総裁と会談を行う。
英ポンド/米ドルは0.15%高の1.2716となっている。ドナルド・トランプ米大統領は、ブレグジット後に英国との通商協定締結に意欲を示した。
米ドル/日本円は0.11%高の108.26となっている。