大塚家具 (T:8186):254円(+10円)大幅高。
新たに株主優待制度を導入すると発表し、買い材料視されている。
保有期間6カ月以上3年未満の株主のうち、100-999株保有で買い物割引券(5%OFF)、1000株以上で同券(7%OFF)をそれぞれ1枚贈呈する。
保有期間3年以上で100-999株保有なら同券(8%OFF)、1000株以上で同券(10%OFF)をそれぞれ1枚贈呈する。
19年6月現在の株主から開始する。
MRO (T:3064):2521円(+127円)大幅続伸。
前日に発表した5月の月次動向が好感材料となっている。
月次売上高は103億4500万円で前年同月比22.6%増、前月に続いて2割強の増収となった。
新規顧客獲得数も6万7400アカウントとなり、月を追うごとに拡大傾向となっている。
第1四半期の2ケタ増収増益ペースと同様の推移が継続しているとの見方にもつながり、業績面での買い安心感が一段と高まっているもようだ。
シルバーライフ (T:9262):5790円(+310円)大幅に3日続伸。
19年7月期の営業利益を従来予想の6.87億円から8.70億円(前期実績5.99億円)に上方修正している。
期初に見込んでいた材料費の高騰が限定的だったことに加え、運賃比率の上昇が抑制できたこと、販管費がコントロールできたことも利益を押し上げた。
第3四半期累計(18年8月-19年4月)は前年同期比56.1%増の6.71億円で着地した。
修正後の通期予想に対する進捗率は77.1%。
電気興 (T:6706):3175円(+130円)大幅続伸。
不適切な会計処理判明の影響で発表が遅延していた決算は大幅な上振れ着地となり、前日は急伸する格好となっていたが、本日も、いちよし証券がレーティングを新規に「A」、フェアバリューを4500円としていることが好感され、続伸の展開に。
いちよし証券では、基地局用アンテナでの高い競争力、5G向け基地局投資を追い風とした中長期での成長ポテンシャルを改めて評価としている。
デンソー (T:6902):4498円(+69円)小幅続伸。
米ハネウェルと電動航空機の基幹技術で提携すると発表している。
空を飛ぶための動力をモーターやインバーターでつくる「推進システム」を共同開発していくもようで、将来的な市場拡大が期待される「空飛ぶクルマ」の実用化への期待も先行。
また、政府が高齢者向けに新免許をつくり、安全運転支援システムを搭載した自動車に限定して運転を認める枠組みの検討に入ったとの報道も、ビジネス機会の広がりとして買い材料視される。
串カツ田中 (T:3547):2222円(+240円)大幅に反発。
21日から上場市場が東証第1部に変更になることが決まったと発表している。
5月31日に東証から本則市場に変更する旨、承認を受けていた。
7月末にTOPIX(東証株価指数)の構成銘柄に組み入れられるため、パッシブファンドなどの需要を期待した買いが入っている。
また、5月31日に公表済みの株式売出及びオーバーアロットメントによる売出の売出価格がいずれも1株1922円に決まった。
ピジョン (T:7956):4345円(+170円)続伸。
前日に第1四半期決算を発表している。
営業利益は45億円で前年同期比17.3%減となり、55億円程度の市場予想を大きく下振れている。
インバウンド売上高なども市場想定を下回ったとみられるが、国内で発生したERPシステムのトラブルの影響といった一過性要因が大きく影響したもようで、ネガティブ視する動きは限定的。
また、説明会において、懸案の中国EC問題などには正常化が確認されており、安心感も強まる形のようだ。
レオパレス21 (T:8848):322円(-15円)大幅反落。
前日に、施工したアパートのうち新たに1138棟で不備が見つかったと発表している。
施工不良の物件は4月末時点の1万5628棟から5月末時点では1万6766棟に拡大したもよう。
現在、全棟調査を行っているが、調査を終えたうち8割弱で不備が見つかる格好となっている。
国土交通省からは10月までの改修工事の完了を指示されているが、実現性には一段と不透明感も高まる形へ。