三菱UFJ (T:8306):504.3円(-3.0円)続落。
米国長期金利の下落でメガバンクは総じて軟調推移。
米10年債利回りは一時約2年7カ月ぶりに2%の大台を下回っており、売りインパクトにつながっている。
FOMCを受けて、年内複数回の利下げを織り込む状況となっているようだ。
ECBも利下げを検討しているなど、世界的な金融緩和の流れから、銀行の厳しい収益環境は当面継続するとの見方になっている。
七十七銀 (T:8341):1524円(-100円)大幅反落。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に格下げ、目標株価も1800円から1500円に引き下げている。
直近までのBPS増減額と株価変動額の相関に従うと、当面の業績が示すBPS増減額は現状の株価を維持する水準に至らないとしている。
増配や自社株取得発表を受けた5月安値からの株価上昇で、理論株価を達成しているとの見解。
DLE (T:3686):211円(-13円)大幅反落。
前日に業績予想の修正を発表。
6月期純損益は従来予想の6億円の赤字から6.4億円の黒字に上方修正の一方、営業損益は1.5億円の黒字から0.5億円の赤字に下方修正している。
純損益の上方修正は、連結子会社であるW TOKYOの株式譲渡益計上によるもの。
一方、営業損益の下方修正は、同子会社の連結除外の影響に加えて、IPプロデュース事業における新作コンテンツの遅れやゲーム事業における新作リリース時期遅延などが背景。
ネクソン (T:3659):1547円(-81円)急反落。
親会社NXCの身売り交渉が難航、白紙化の可能性が高まったとなどと伝わっている。
以前から、テンセントやアマゾン、ディズニーなども買収候補として名前が挙がっていたが、買収価格の面などで折り合わなかったとみられる。
足元では、韓国ネット大手のカカオと大詰めの交渉に入っていたが、合意点が見出せなかったようだ。
売却交渉長期化などが想定され、同社株の先行き不透明感も当面は拭えない状況に。
国際帝石 (T:1605):991.7円(+34.9円)大幅反発。
原油相場の上昇が買い材料視されている。
前日のNY原油先物8月限は前日比5.7%高と大幅に上昇している。
イラン革命防衛隊が米軍の無人偵察機を撃墜したと伝えられたことで、米国とイランの軍事衝突に対する警戒感が高まり、原油価格の上昇につながっている。
米国の7月利下げ観測が台頭し、長期金利が一時2%を下回ったことも、原油先物の上昇につながったようだ。
コスモ・バイオ (T:3386):1007円(+103円)急伸。
鶏卵バイオリアクターを用いたタンパク質製造技術で、自社製品の製造に加え、タンパク質の受託製造事業を開始すると発表している。
従来のタンパク質製造技術と比べ、大量かつ安定的に、かつ低コストでタンパク質が製造できるという。
医薬品メーカーから特定のタンパク質製造を請け負うなど、医薬・食品・化学分野での様々な原材料としてのニーズに応えるとしている。
前田製作 (T:6281):437円(+5円)大幅に続伸。
15万株(6480万円)を上限に自社株を取得すると発表している。
発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は0.93%。
20日終値(432円)で21日朝の立会外取引(ToSTNeT-3)での買付けを委託する。
経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することが目的。
同社は取締役会の決議で自社株買いができるよう定款を変更する旨、20日の株主総会に付議していた。
イマジニア (T:4644):834円(-2円) 840 +4朝高後にマイナス転換。
キャラクター開発などを手掛けるサンエックス(東京都千代田区)からライセンス許諾を受け、スマートフォンゲーム「リラックマ農園~ゆるっとだららんファーム~」を配信すると発表している。
リラックマたちとの生活を楽しみながら、自分好みの農園を作り上げる。
サービス開始予定は19年夏。
初期は日本のみの配信だが、将来的にはグローバル配信を予定している。