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注目銘柄ダイジェスト(前場):シリコンスタ、イーソル、ルネサスなど

発行済 2019-10-09 11:52
更新済 2019-10-09 12:01
© Reuters. 注目銘柄ダイジェスト(前場):シリコンスタ、イーソル、ルネサスなど

アンビスホールディン (T:7071):4200円( - )公開価格(2800円)を52.1%上回る4260円で初値を付けた。

会社設立は16年10月3日。

主な事業は、住宅型有料老人ホーム「医心館」施設での訪問看護や訪問介護のほか、居宅介護支援及び障害者支援等の各種サービスの提供と施設運営による医療施設型ホスピス事業。

19年9月期の営業利益予想は前期比86.3%増の7.95億円。

施設数の増加で利益が拡大する見通し。

第3四半期累計の実績は6.00億円で、進捗率は75.5%となっている。

大同特鋼 (T:5471):4530円(+200円)大幅高。

ゴールドマン・サックス証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も4000円から5100円に引き上げている。

半導体製造装置や車載センサー向けの需要拡大により、特殊鋼のサイクルは拡大基調に回帰すると予想。

ステンレス鋼の需要回復、黒鉛電極等の価格下落によるコストメリットも寄与するとみている。

今期業績下方修正は既に織り込まれつつある一方、来期以降は増額修正としているようだ。

Jフロント (T:3086):1284円(+10円)下げ渋ってもみ合い。

前日に上半期決算を発表、事業利益は237億円でほぼ会社計画240億円の水準で着地した。

百貨店事業の低迷が重しとなった。

通期計画は495億円を据え置いているが、定年延長による一過性の増益要因を織り込んでおり、実質的には下振れと捉えられる。

売り先行で始まったものの、これまでも未達懸念があったほか、心斎橋北館の前倒し再開も発表しており、過度にネガティブには捉えられていない。

ルネサス (T:6723):690円(-36円)大幅反落。

昨日は韓国サムスン電子の上振れ決算などが好感されて、同社など半導体株の強い動きが目立ったが、本日は一転して関連銘柄は売り優勢になっている。

米政権が中国企業に対し新たな禁輸措置を発表したこと、政府関係者に対しビザの発給を制限すると発表したことなどで米中通商交渉の合意期待が後退、昨日の米SOX指数は3%超の大幅下落となり、国内関連株にも影響が波及している。

AGC (T:5201):3225円(-100円)大幅反落。

前日に業績予想の下方修正を発表している。

19年12月期営業利益は1050億円を据え置いているものの、税引前利益は980億円から750億円に下方修正。

自動車用ガラス事業に係る固定資産について、約230億円を減損損失として計上するもよう。

今期2度目の下方修正となるが、営業利益コンセンサスは会社計画よりも低く、さらなる下振れの可能性も残る形に。

また、当期利益水準の切り下がりで、自社株買い期待なども低下の方向。

イーソル (T:4420):1565円(-84円)一時急伸。

東証の承認を受け、15日から第1部に市場変更すると発表している。

イーソルは上場市場変更の理由として、社会的信用や知名度の向上、優秀な人材の確保・教育による経営基盤の強化を挙げている。

1部上場で同社株は11月末からTOPIX(東証株価指数)の構成銘柄に組み入れられるため、寄り付き後はパッシブファンドなどの需要を期待した買いが入っていたが、その後株価はマイナスに転じている。

シリコンスタ (T:3907):1733円(-112円)大幅に4日ぶり反落。

19年11月期第3四半期累計(18年12月-19年8月)の営業損益を0.61億円の黒字(前年同期実績8.31億円の赤字)と発表している。

開発推進・支援事業で増益を確保したものの、人材事業では減益となった。

通期予想は1.21億円の黒字(前期実績7.71億円の赤字)で据え置いた。

進捗率は50.4%にとどまっており、計画未達懸念から売り優勢となっている。

サイバーダイン (T:7779):731円(+4円)大幅に5日続伸。

医療用として開発したHAL単関節タイプが欧州の第三者認証機関であるテュフ ラインランド(独ケルン)から欧州医療機器指令に適合しているとの認証を取得したと発表している。

認証取得により医療用HALシリーズが拡充、適応部位や治療シーンが広がるとしている。

今後、欧州の医療機関に展開するとともに、欧州以外の国にも医療機器承認の取得手続きを進める。

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