17日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:24000円レベルでの攻防も押し目待ちに押し目なし■前場の注目材料:電通、19/12期下方修正、営業利益609億円←985億円■KDDI、ローソンと提携、スマホ決済、会員基盤生かす■24000円レベルでの攻防も押し目待ちに押し目なし17日の日本株市場は、日経平均の24000円固めが意識されそうである。
16日の米国市場ではNYダウが100ドル高だった。
前週に米中両国が第1段階の合意に達したことを受けて、先行き不透明感が後退し買いが先行。
投資家心理の改善により、終日堅調推移となっている。
半導体株やエネルギー株が指数をけん引していることもあり、指数インパクトの大きい東エレク (T:8035)など値がさハイテク株への支援材料になりそうである。
もっとも、両国とも投資家に安心感を与えるような詳細を明らかにしておらず、合意文書の内容はまだ精査が続いているとし、農産物購入については後日詳細を発表すると中国の当局者は語っている。
そのため、トランプ大統領が述べた、中国が年間500億ドル(約5兆4700億円)規模の米国産農産物を購入することになるといった行方を見極めたいとする模様眺めムードから、上へのトレンドも強まりづらいことである。
しかし、24000円処は昨年高値水準であり、テクニカル的には昨年1月、10月高値とのダブルトップを形成しているところでもある。
上値抵抗として意識されやすいのは想定内であり、一方でこの水準を明確にクリアしてくるようだと、ショートカバーを誘いやすくなり、年末高へ向けたセンチメントがより高まりやすい水準でもある。
そのため、押し目を拾う意識も高まりやすく、高値もち合いながらも、結果的には押し目待ちに押し目なしといった状況にも向かいやすいところである。
一方で、先週のメジャーSQを通過していることもあり、海外勢のフローは限られている。
薄商いの中を年末に向けての税金対策の売りも意識されやすいところ。
また、足元活況のIPOであるが、昨日上場したベース {{|0:}}、JMDC (T:4483)、ランサーズ (T:4484)の3社はいずれもコンセンサスを上回る初値を形成したが、急伸した後は資金の逃げ足も速く、初値価格を下回っている。
本日はフリー (T:4478)、ウィルズ (T:4482)が上場する。
いずれも業種的には人気の高い分野となるため、個人主体の資金が集中しやすいだろう。
ただし、昨日のように急伸後に急速に値を消す動きをみせてくるようだと、神経質な流れに向かう可能性もある。
そのため、相対的に出遅れている銘柄等、下値リスクの低い銘柄などを探る動きも意識されやすいだろう。
■電通、19/12期下方修正、営業利益609億円←985億円電通 (T:4324)は2019年12月期業績予想の修正を発表。
売上高にあたる収益は従来の1兆544億円から1兆348億円に、営業利益は985億円から609億円に下方修正。
19年12月期の業績予想の修正は8月に続いて2度目となる。
業績不振の英国や中国など7カ国の全従業員のうち、約11%にあたる約1400人を減らすと発表。
■前場の注目材料・NYダウは上昇(28235.89、+100.51)・ナスダック総合指数は上昇(8814.23、+79.35)・シカゴ日経225先物は上昇(24070、大阪比+130)・1ドル109円50-60銭・SOX指数は上昇(1813.31、+17.27)・VIX指数は低下(12.14、-0.49)・米原油先物は上昇(60.21、+0.14)・日銀のETF購入・株安局面での自社株買い・安川電 (T:6506)AI技術開発、ロボシステム導入効率化・KDDI (T:9433)ローソンと提携、スマホ決済、会員基盤生かす・住友重 (T:6302)住重など、重量500gの減速機開発、ロボ軽量化に貢献・オリックス (T:8591)インド社の市場分析サービス、国内1000社販売目指す・三菱電 (T:6503)大型変圧器の米工場売却、韓国暁星に50億円で・トヨタ (T:7203)サブスク拡充、対象車種倍増・不二越 (T:6474)中・小型ロボ拡充、産業機械・電機取り込み☆前場のイベントスケジュール・09:30 豪準備銀行12月理事会議事要旨
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