テンポイノベーション (T:3484)は、3日、2020年3月期第3四半期の決算を発表した。
売上高が前年同期比22.9%増の74.3億円、営業利益が同20.6%増の6.6億円、経常利益が同30.2%増の6.8億円、四半期純利益が同31.6%増の4.8億円となった。
収益共に前年同期比で20%以上増となり、大幅な増収増益で進捗した。
特に、利益額と利益率の高い物件の成約に成功した「不動産売買事業」が、利益面を大きく牽引した。
売上高5.3億円で、セグメント利益2.1億円。
前年同期のセグメント利益は9百万円で、実に2142.0%増となった。
同社の説明として、本事業の目的は、不動産業者との関係強化であるが、個別の取引内容により一時的に大幅な利益が出る場合があるとしており、10月~12月の取引がそれに該当したようだ。
メイン事業の「店舗転貸借事業」は、売上高68.9億円、セグメント利益は4.5億円。
セグメント利益で減益となったが、将来を見据えた販管費の増加や役員賞与の計上方法変更が主な要因となる。
また、決算発表と同時に、2020年3月期における期末配当の増配を発表した。
期初における期末配当予想は、株式分割の影響調整後で1株当たり7円であったが、1株当たり9円を予定するという。