📊 上級投資家がどのようにポートフォリオを組んでいるかご覧くださいヒントを探す

訂正:NY外為市場=ドルが対円で20週間ぶり安値、米利下げ観測一段と高まる

発行済 2020-03-01 10:46
© Reuters. ドルが対円で7週間ぶり安値、米利下げ観測一段と高まる=NY市場
ILS/UAH
-

[ニューヨーク 28日 ロイター] -

ドル/円 NY終値 108.07/108.10

始値 108.68

高値 108.86

安値 107.52

ユーロ/ドル NY終値 1.1025/1.1028

始値 1.0993

高値 1.1045

安値 1.0952

ニューヨーク外為市場ではドルが対円で20週間ぶり(訂正)の安値を付けた。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて景気の下支えに適切に対応すると表明したことで、利下げ観測が一段と高まったことが背景。

パウエル議長はこの日の午後に声明を発表し、「米経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)は依然として力強い一方、新型ウイルスが経済活動へのリスクとして台頭している。FRBは種々の動向や経済の先行きへの影響を注視しつつ、景気の下支えに向けあらゆる手段を活用しながら適切に対応する」と表明した。

円は対ドルで一時107.52円まで上昇。終盤の取引では1.51%高の107.92円。1日の上昇としては2017年5月以来の大きさとなる。

主要6通貨に対するドル指数 (=USD)は終盤の取引で0.324%安の98.127。米利下げ観測が高まる中、週初からの下落率は約1%に達した。

市場では、FRBが3月の連邦公開市場委員会(FOMC)で少なくとも25ベーシスポイント(bp)の利下げを実施する確率が完全に織り込まれているが、パウエル議長の声明を受け、これよりも早い時期に利下げに踏み切る可能性があるとの見方も台頭。ダイヤモンドヒル・キャピタルの最高投資責任者(CIO)、ビル・ゾックス氏は「市場で利下げ観測が高まっていることで、FRBは3月17─18日の次回FOMCより前に利下げに動く可能性もある」と述べた。

この日はアフリカのナイジェリアのほか、バルト3国の1つであるリトアニアなど6カ国が国内初の感染例を報告。世界保健機関(WHO)はこの日、新型ウイルスの感染拡大リスクについて、世界全体の評価を「非常に高い」に引き上げた。危険性評価で最高水準となる。

TD証券のグローバル外為戦略部門責任者、マーク・マコーミック氏は「先週は円はもはや安全通貨ではないと見なす動きも出ていたが、円は現在は先週の水準と比べると格段に上昇しており、適切な水準に戻した」と指摘。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)によるリバランスの動きも円の支援要因になっているとの見方を示した。

© Reuters. ドルが対円で7週間ぶり安値、米利下げ観測一段と高まる=NY市場

*日本時間29日配信の記事で、英文の訂正により、見出し、1段落目、写真キャプションの「7週間ぶり」を「20週間ぶり」に訂正します。

(表はリフィニティブデータに基づいています)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます