16日のマザーズ先物は前日比6.0pt高の710.0ptと4日続伸して終了した。
高値714.0pt、安値は693.0pt。
取引高は2886枚。
本日のマザーズ先物は、センチメントの改善基調が続き4日続伸した。
前日の米国株安や日経平均の続落など外部環境は悪化しているため、取引開始直後は売りが先行、マザーズ先物は一時前日比11.0pt安の693.0ptまで値を消した。
ただ、ナイトセッションでの安値(685.0pt)を下回らなかったほか、市場では「個人投資家の買い意欲は強く、次第に戻りを試す場面に移行した」と説明する。
物色面では、指数に直接影響を及ぼさないものの、新規上場してから日が浅い関通 (T:9326)や松屋R&D (T:7317)といった直近IPO銘柄が騰勢を強めており、個人投資家のマインド改善につながっていた。
また、「業績見通しを発表した企業や新たな材料のある銘柄を中心に投資資金が向かっていた」との声も聞かれ、こうした銘柄が強い展開となったこともマザーズ先物高につながったようだ。
ただ、マザーズ先物は前日の高値714.0ptを上抜けすることが出来なかったことから、上値の重さも意識され、戻り待ちの売りや利益確定売りが散見され、買一巡後は頭重い展開を強いられていた。
本日のマザーズ市場では、直近IPOの関通が前日比500円(+21.28%%)高の2850円、連日の株価下落の反動から買い戻された農業総合研究所 (T:3541)は前日比80円(+20.05%)高の479円、好調な月次売上高を示したジェネパ (T:3195)は前日比80円(+20.00%)高の480円といずれもストップ高まで買い進まれた。
また、指数寄与度の高いメルカリ (T:4385)、Sansan (T:4443)、ラクス (T:3923)といった主力株も大きく上昇した。