[ニューヨーク 2日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、景気回復を巡る楽観的な見方を背景にリスク選好が引き続き改善した。円は対ドルで下落し7週間ぶり安値を付けたほか、豪ドルなどが値上がりした。
TDセキュリティーズのシニアFXストラテジスト、メーザン・アイサ氏は「リスク相場が引き続き堅調」とした上で「株高の動きが米国外にも広がっており、今後も継続するもようだ」と述べた。
円は対ドル
ドルは通貨バスケット (=USD)に対し0.15%安の97.73。一時97.43と3月13日以来の安値を付けた。
一方、豪ドル
オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)は2日、オフィシャルキャッシュレートを過去最低の0.25%に据え置いた。新型コロナウイルス危機を受けて導入した規制が解除され、経済活動が再開する中、景気の落ち込みは当初の予想ほど深刻でない可能性があるとの認識を示した。
ユーロ/ドル (EUR=)は0.27%高の1.1164ドル。一時1.1195ドルと3月16日以来の高値を付けた。4日の欧州中央銀行(ECB)理事会では追加刺激策が決定されるとみられている。
ポンド/ドル
ドル/円 NY終値 108.66/108.6
9
始値 107.75
高値 108.76
安値 107.77
ユーロ/ドル NY終値 1.1169/1.117
3
始値 1.1168
高値 1.1195
安値 1.1156