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マザーズ先物概況:5日ぶりに反落

発行済 2020-06-11 16:09
更新済 2020-06-11 16:21
マザーズ先物概況:5日ぶりに反落

11日のマザーズ先物は前日比18.0pt安の1016.0ptと5日ぶりに反落して終了した。

高値1047.0pt、安値は1006.00pt。

取引高は10884枚。

本日のマザーズ先物は、朝高で始まったあとは、あすの6月限りの株価指数・オプションの特別清算指数(SQ)算出日を前にした持ち高調整の売りなどが膨らんだ。

前日の米国市場で、新型コロナ危機を受けた外出制限が緩和された後も、在宅勤務などの増加でインターネット関連サービスの需要が高まるとも見方から、前日の米国市場ではIT関連株が買われたことや、前日ににぎわったバイオ関連株への資金シフトも継続し、朝方のマザーズ先物は買いが先行して始まった。

一時前日比13.0pt高の1047.0ptまで上昇した。

その後、あすのSQの絡んだポジション調整売りに225先物が下げ幅を拡大させると、センチメントが悪化し、マザーズ先物にも売りが波及し、一時前日比28.0pt安の1006.0ptまで下落する場面もあった。

時間外取引で米株先物が下げ幅を拡大させ、中国などのアジア市場も軟調、日経平均も500円を超える下げとなるなど、リスクオフの動きなっており、市場では「米景気の回復の遅れが世界的に波及し、このまま世界的な株安の流れが続けば、マザーズ先物にも悪影響を及ぼしかねない」との指摘も聞かれた。

本日のマザーズ市場では、前日から人気化していたリボミック (T:4591)、トランスG (T:2342)のバイオ関連株が急反落し、フルッタ (T:2586)、メディア (T:3815)、FRONTEO (T:2158)も下落した。

また、リアルワールド (T:3691)、ASJ (T:2351)などが値下がり率上位にランクインした。

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