■NY株式:NYダウ215ドル高、 ISM製造業が予想以上に改善米国株式相場は上昇。
ダウ平均は215.61ドル高の28645.66ドル、ナスダックは164.21ポイント高の11939.67ポイントで取引を終了した。
ダウは利益確定の売りで下落して寄り付いた。
その後発表された8月ISM製造業が予想を上回り、2018年11月以来の高水準となったことが好感され、上昇に転じた。
引き続きハイテクセクターが牽引し、引けにかけて上げ幅を拡大した。
セクター別ではテクノロジー・ハード・機器、食・生活必需品小売が上昇した一方で、医薬品・バイオテクが下落した。
携帯端末のアップルは第5世代(5G)通信規格対応の新型アイフォーンを7500万台以上生産する準備を進めているとの報道が好感され上昇。
ビデオ会議サービスのズームビデオ(ZM)は5−7月期の売上高が前年同期の4倍超増加する好決算や業績見通し引き上げが好感され、急伸した。
小売りのウォールマート(WMT)はオンライン小売りアマゾン(AMZN)に対抗する有料会員サービス、ウォールマートプラスを今月開始すると発表し上昇した。
画像製品メーカーのイーストマンコダック(KODK)は、投資家による株式保有が明らかになり上昇。
一方で、電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は足元の株価上昇を受けて株式売出しによる50億ドルの調達を発表し、下落した。
トランプ大統領は中国アプリ、ティックトックの米国事業売却の期限は9月15日だと改めて表明した。
Horiko Capital Management LLC■NY為替:8月ISM製造業景況指数改善でドル反発1日のニューヨーク外為市場でドル・円は105円78銭から106円15銭まで上昇して105円94銭で引けた。
米8月製造業PMI改定値が2019年1月来で最高となったほか、8月ISM製造業景況指数が予想を上回り2018年11月来の高水準となったため見通しが大きく改善し、ドル買いが強まった。
ユーロ・ドルは、1.2011ドルまで上昇後、1.1902ドルまで下落して1.1915ドルで引けた。
予想を上回ったISM製造業を好感したドル買いが再燃したほか、欧州中央銀行(ECB)高官のユーロ高けん制ともとれる発言、域内の8月インフレが4年ぶりマイナスになったほか、ウイルス感染増加で金利先安感に伴うユーロ売りが再燃。
ユーロ・円は、127円08銭まで上昇後、126円14銭まで下落。
ポンド・ドルは、1.3477ドルから1.3369ドルまで下落した。
ドル・スイスは、0.9055フランから0.9101フランまで上昇した。
メクラーSNB理事のフラン高是正発言でフラン売りが優勢となった。
■NY原油:やや反発で42.76ドル、株高を意識した買いが入るNY原油先物10月限はやや反発(NYMEX原油10月限終値:42.76 ↑0.15)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比+0.15ドルの1バレル=42.76ドルで取引を終えた。
時間外取引を含めた取引レンジは42.72ドル−43.43ドル。
米国株式の上昇を意識した買いが入ったが、引き続き需給ひっ迫の懸念は和らいでいることや、ユーロ高は一服しつつあることから、時間外取引ではやや伸び悩む展開となっている。
■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 25.71ドル -0.03ドル(-0.12%)モルガン・スタンレー(MS) 52.58ドル +0.32ドル(+0.61%)ゴールドマン・サックス(GS)205.46ドル +0.59ドル(+0.29%)インテル(INTC) 50.79ドル -0.16ドル(-0.31%)アップル(AAPL) 134.18ドル +5.14ドル(+3.98%)アルファベット(GOOG) 1660.71ドル +26.53ドル(+1.62%)フェイスブック(FB) 295.44ドル +2.24ドル(+0.76%)キャタピラー(CAT) 146.05ドル +3.74ドル(+2.63%)アルコア(AA) 15.09ドル +0.47ドル(+3.21%)ウォルマート(WMT) 147.59ドル +8.74ドル(+6.29%)