[ニューヨーク 28日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、米株高を受けドル指数が前週に付けた約2カ月ぶり高値から下落した。週内に発表が相次ぐ経済指標のほか、米国の政治情勢が注目を集めている。
前週終盤に米株価が上昇したことで、安全通貨と見なされるドルの上昇は抑制された。ただ、新型コロナウイルス感染拡大による影響からの景気回復の足取りが鈍っていることに加え、政治的な先行き不透明感も強いことで、警戒感は払拭されていない。
マーク・インベストメンツのプレジデント、アクセル・マーク氏は、株価が上昇すればドル相場が下落するというように、ドル相場は株式相場に連動してきたと指摘。「ドルは資金調達通貨のように振る舞ってきた」と述べた。
主要6通貨に対するドル指数 (=USD)は一時94.155まで下落し、終盤の取引では0.317%安。1日の下落率としては約3週間ぶりの大きさとなる。
ドルは対円
1.1666ドル。前週25日には1.16125ドルと、2カ月ぶり安値を付けていた。
ドル/円 NY終値 105.49/105.52
始値 105.34
高値 105.66
安値 105.33
ユーロ/ドル NY終値 1.1664/1.1668
始値 1.1659
高値 1.1678
安値 1.1643