■NY株式:NYダウ35ドル高、追加経済救済策の交渉睨む展開米国株式相場は続伸。
ダウ平均は35.20ドル高の27816.90ドル、ナスダックは159.00ポイント高の11326.51ポイントで取引を終了した。
追加経済救済策の合意期待に加え週次新規失業保険申請件数が予想以上に減少し3月来の低水準となったため大きく上昇して寄り付いた。
しかし、9月ISM製造業景況指数が予想を下回ったほかムニューシン財務長官と民主党のペロシ下院議長の交渉継続も合意の発表がなく失望感から一時下落に転じる局面もあったが強いハイテクが下支えとなり総じて堅調に推移。
セクター別では自動車・自動車部品が上昇した一方、エネルギーが下落。
小売りのベッド・バス・アンド・ビヨンド(BBBY)はオンラインの売り上げが80%超増と好調で第2四半期決算がアナリスト予想を上回り急伸。
オンライン小売りのアマゾン(AMZN)はアナリストの目標株価引き上げを受け上昇した。
オンラインディスカウントストアのオーバーストック・ドット・コム(OSTK)やピザチェーンのパパジョーンズ(PZZA)はアナリストの好評価を受けそれぞれ上昇。
一方、原油精製会社のマラソン・ペトロリアム(MPC)は事業再編で全従業員の12%を削減すると発表し急落。
同業のバレロ・エナジー(VLO)はゴールドマンサックスによる投資判断引き下げが嫌気され下落した。
上院商業科学運輸委員会は1日、フェイスブック(FB)やアルファベット傘下グーグル(GOOGL)、ツイッター(TWTR)の最高経営責任者(CEO)にオンラインプラットフォームのビジネスモデルに与えられている免責について証言を求めることを決議した。
Horiko Capital Management LLC■NY為替:新規失業保険申請件数減少でドルは下げ渋る1日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円45銭から105円73銭まで上昇して105円56銭で引けた。
米追加パンデミック経済救済策の合意期待や週次新規失業保険申請件数が予想以上に減少し、経済封鎖前以来の低水準となったことから、ドル買いが一時強まった。
ただ、9月ISM製造業景況指数は市場予想を下回ったことや、ムニューシン米財務長官と民主党のペロシ下院議長の交渉継続も合意成立なく、失望感からドルは伸び悩んだ。
ユーロ・ドルは1.1767ドルまで上昇後、1.1722ドルまで下落し、1.1746ドルで引けた。
ユーロ・円は124円20銭まで上昇後、123円87銭まで反落。
ポンド・ドルは1.2978ドルまで上昇後、1.2861ドルまで反落した。
英国の欧州連合(EU)離脱後の通商交渉を巡って楽観的な見方が浮上したことから、一時ポンド買いが優勢となったものの、関係者が交渉進展を否定したため、ポンド買いは縮小した。
ドル・スイスは0.9169フランから0.9199フランまで上昇した。
■NY原油:大幅下落で38.72ドル、供給超過の懸念残るNY原油先物11月限は大幅下落(NYMEX原油11月限終値:38.72 ↓1.50)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比-1.50ドルの1バレル=38.72ドルで取引を終えた。
時間外取引を含めた取引レンジは37.61ドル−40.47ドル。
1日のアジア市場で40.47ドルまで買われたが、ニューヨーク市場の中盤にかけて37.61ドルまで反落した。
需要鈍化による供給超過の懸念は消えていないことから、ポジション調整的な売りが増えたようだ。
■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 24.10ドル +0.01ドル(+0.04%)モルガン・スタンレー(MS) 47.26ドル -1.09ドル(-2.25%)ゴールドマン・サックス(GS)198.55ドル -2.42ドル(-1.20%)インテル(INTC) 52.24ドル +0.46ドル(+0.89%)アップル(AAPL) 116.79ドル +0.98ドル(+0.85%)アルファベット(GOOG) 1490.09ドル +20.49ドル(+1.39%)フェイスブック(FB) 266.63ドル +4.73ドル(+1.81%)キャタピラー(CAT) 146.71ドル -2.44ドル(-1.64%)アルコア(AA) 11.39ドル -0.24ドル(-2.06%)ウォルマート(WMT) 143.08ドル +3.17ドル(+2.27%)