■NY株式:NYダウ554ドル高、大統領選への不安が後退米国株式相場は続伸。
ダウ平均は554.98ドル高の27480.03ドル、ナスダックは202.96ポイント高の11160.57ポイントで取引を終了した。
大統領選を迎え速やかに結果が判明し不透明感が払しょく、いずれ追加経済対策の協議が再開するとの期待に寄り付き後大きく上昇した。
民主党優勢との見方も多く、大規模な経済対策への期待に終日堅調推移となった。
セクター別では、商業・専門サービス、銀行が上昇した一方、エネルギーが下落。
中国オンライン小売りのアリババ(BABA)は、傘下の金融会社アントグループの上海、香港証券取引所での上場が中国当局の指導で直前に延期されたことが明らかになり急落。
オンライン決算会社のペイパル(PYPL)は第4四半期業績見通しで18%の増益予想を示したが市場予想を下回り下落した。
一方で、オンライン家具販売のウェイフェア(W)や医療保険のヒューマナ(HUM)は好決算が好感され上昇した。
大統領選挙を巡るNBCニュース/ウォールストリートジャーナル紙が1日に実施した世論調査結果では民主党のバイデン氏が52%とトランプ大統領42%を依然2桁リードしている。
Horiko Capital Management LLC■NY為替:米大統領選を巡る不透明感は払しょく3日のニューヨーク外為市場でドル・円は104円75銭まで上昇後、104円44銭まで下落し、104円49銭で引けた。
米大統領選挙を控えて不透明感の払しょくや追加経済対策の交渉の再開を期待したリスク選好の円売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.1740ドルまで上昇後、1.1696ドルまで反落し、1.1717ドルで引けた。
フランスの新型ウイルスによる死者が4月中旬来の準に達したとの報道を受けてユーロの戻売りが観測された。
ユーロ・円は122円71銭から122円34銭まで反落。
ポンド・ドルは1.2988ドルから1.3079ドルまで上昇した。
ショートカバーが強まったのち、戻り高値からは英中銀による追加緩和、バルニエEU首席交渉官が「離脱を巡る通商交渉は進展したが、突破口はない」との見解を示したことから、ポンド売りが再燃した。
ドル・スイスは0.9154フランから0.9117フランまで下落した。
■NY原油:続伸で37.66ドル、一時38ドル台まで買われるNY原油先物12月限は続伸(NYMEX原油12月限終値:37.66 ↑0.85)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比+0.85ドルの1バレル=37.66ドルで取引を終えた。
時間外取引を含めた取引レンジは36.57ドル−38.32ドル。
3日のアジア市場で一時36.57ドルまで下げたが、まもなく反転。
ニューヨーク市場では米国株高を意識した買いが入っており、一時38.32ドルまで買われている。
■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 24.69ドル +0.61ドル(+2.53%)モルガン・スタンレー(MS) 51.18ドル +1.80ドル(+3.65%)ゴールドマン・サックス(GS)197.93ドル +7.73ドル(+4.06%)インテル(INTC) 44.85ドル +0.39ドル(+0.88%)アップル(AAPL) 110.44ドル +1.67ドル(+1.54%)アルファベット(GOOG) 1650.21ドル +24.18ドル(+1.49%)フェイスブック(FB) 265.30ドル +3.94ドル(+1.51%)キャタピラー(CAT) 167.69ドル +4.42ドル(+2.71%)アルコア(AA) 13.83ドル +0.22ドル(+1.62%)ウォルマート(WMT) 142.78ドル +2.38ドル(+1.70%)