本日のマザーズ先物は続伸が予想される。
17日の米国市場は、追加経済対策を巡り与野党が合意に近いと楽観的見方が強まったほか、モデルナの新型コロナワクチンの緊急使用に関し、米FDAの諮問委員会の会合を控え勧告への期待に寄り付き後上昇した。
しかし、週次失業保険申請者数が予想外に前週から増加し3カ月ぶりの高水準となったため、労働市場が再び悪化との警戒感から上げ幅を縮小。
引けにかけては、FRBが当面大規模緩和を継続する方針であることや追加財政支援への期待が支えとなり、堅調に推移し史上高値を更新した。
ハイテク通信株の比率が高いナスダックは上昇。
本日のマザーズ先物は、米国市場が史上最高値を更新したことやナイトセッションが堅調に推移した流れを引き継ぎ続伸でのスタートが予想される。
国内では、時価総額上位の弁護士ドットコム (T:6027)が行政向け定額プランの電子署名の実証実験を進めると日本経済新聞が報じており、電子署名やデジタル化関連銘柄が相場をけん引することが予想される。
また、時価総額上位のメドレー (T:4480)が中小病院向けに電子カルテの企業であるパシフィックシステムを子会社化と発表したことや、メルカリ (T:4385)が子会社を設立し新事業を開始すると発表したことは、業容拡大が好感され、相場を下支えすることが期待される。
本日の上値のメドは1194.0pt、下値のメドは1120.0ptとする。