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注目銘柄ダイジェスト(前場):出前館、ストライク、ジシステムなど

発行済 2020-12-25 12:07
更新済 2020-12-25 12:21
© Reuters.  注目銘柄ダイジェスト(前場):出前館、ストライク、ジシステムなど

YEデジタル (T:2354):747円(+47円)大幅反発。

前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は5.6億円で前年同期比71.9%増益、通期計画7億円、前期比19.6%増に対して順調な進捗となっている。

ネットセキュリティ関連製品の需要増などIoTソリューション事業が2ケタ増となっていることが背景。

上半期は2.3億円で前年同期比20.7%の大幅減益であったため、9-11月期は想定以上の収益改善となった形へ。

ワイヤレスG (T:9419):532円(-18円)大幅反落、前日に20年12月期業績予想の下方修正を発表している。

営業利益は従来の1.5億円から0.6億円と一転しての減益に、最終損益は1.2億円の黒字から1.3億円の赤字としている。

主要販路の営業時間短縮、店舗休業による一時的な契約獲得の鈍化に加えて、情報通信業においても、消費者の購買動向が店舗契約からECへ変化しつつあることで契約獲得件数が下振れているようだ。

事業再編実施による減損損失も計上へ。

ストライク (T:6196):5260円(-770円)大幅反落。

前日に第1四半期決算を発表、営業利益は3.1億円で前年同期比49.7%減益となっている。

上半期計画は18.2億円で同17.3%増益であり、想定以上の低調スタートと受けとめられる形に。

複数の大型案件の取引実行のずれ込みなどで売上高が2ケタ減となった。

また、案件紹介料の相対的な増加で原価率が上昇、営業施策強化のための先行費用などで販売管理費なども増加している。

郵船 (T:9101):2400円(+154円)大幅続伸。

10-12月期は600億円を超える経常利益が見込まれ、第3四半期決算時には通期予想を上方修正する見込みと発表している。

一般貨物輸送事業の好調な市況推移などが主因となっているようだ。

特別損失も膨らむ見通しとしているが、これを織り込んでも上方修正の見通しとしている。

なお、三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、今後のコロナワクチン輸送に子会社のNCAが関わる可能性もあると指摘している。

ソフトバンクG (T:9984):7671円(-271円)大幅続落。

中国の規制当局が、独占的行為の疑いでアリババ・グループへの調査を開始したと発表している。

今後のアリババの事業運営の逆風になっていくとの見方につながり、前日のADRでアリババは13%の値下がりとなっている。

アリババの含み益は同社の資産価値に大きな影響を及ぼしているだけに、アリババ株の急落は株価へのマイナスインパクトにつながりやすいようだ。

出前館 (T:2484):3270円(-570円)大幅に3日ぶり反落。

21年8月期第1四半期(20年9-11月)の営業損益を31.94億円の赤字(前年同期実績2.10億円の赤字)と発表している。

加盟店やシェアリングデリバリーが拡大し、売上高は132.7%増の42.28億円に伸びた一方、積極的な事業展開と投資実行で赤字が膨らんだ。

通期予想は130.00億円の赤字で据え置いた。

赤字拡大が嫌気されているほか、材料出尽くし感から利益確定売りも出ているようだ。

NexTone (T:7094):6530円(+150円)大幅に3日続伸。

21年1月31日を基準日(実質的には同29日)に1株につき3株の割合で分割すると発表している。

投資単位当たりの金額を引き下げ、投資家層の拡大と市場流動性の向上を図る。

株式分割に伴い定款を一部変更し、発行可能株式総数を1000万株から3000万株に拡大する。

22日に直近安値(5910円)を付けてから同社株に底打ち感が出ていることも買い安心感につながっているようだ。

ジシステム (T:9758):494円 カストップ高買い気配。

香港や東京に拠点を置く投資会社ロングリーチグループ傘下のファンドが所有するJSLホールディングス(東京都千代田区)がTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表している。

TOB価格は1株につき590円(前日終値は414円)で、TOB期間は25日から21年2月15日まで。

非公開会社化が目的で、ジャパンシステムは上場廃止となる見込み。

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