ドル/円
午後3時現在 95.90/95 1.4303/08 137.23/29
正午現在 95.68/73 1.4293/98 136.80/85
午前9時現在 95.42/47 1.4285/90 136.36/43
前日NY17時 95.64/65 1.4307/12 136.96/02
--------------------------------------------------------------------------------
[東京 3日 ロイター] 午後3時現在のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後
5時時点から小幅高の95円後半で取引されている。海外市場でドルが売られた地合いを
引き継ぎ、東京市場も値幅は小さかったものの、ドルの軟調展開が続いた。予想を上回る
第1・四半期国内総生産(GDP)を受けて豪ドルに買いが先行し、豪ドル/米ドル
前日海外の流れを引き継ぎ、東京市場でもドルは軟調。対豪ドルで一時0.8263ド
ル(ロイターデータ)まで下落して8カ月ぶりの安値をつけた。
豪ドルの買い手掛かりとなったのは、オーストラリア統計局が発表した第1・四半期G
DPが前期比プラス0.4%と、事前予想のプラス0.2%を上回ったこと。世界経済の
減速が目立つ中で、リセッション入りの定義とされる2・四半期連続のマイナス成長を回
避したことが関心を呼んだ。「豪経済の強さを確認して豪ドルへの買いが突出して強まっ
ている。売りが出ても利食い売り程度で、ポジションを軽くしてあらためて買い直す展
開。豪ドル/円は80円を目指す動きとみている」(野村証券金融市場部次長兼為替課
長、前波弘氏)という。
東京市場では、英ポンド/ドル
半ばと7カ月ぶり高値をつけたほか、ユーロ/ドルも一時1.4330ドルまで上昇して
5カ月ぶり高値に迫った。特段の手掛かりはなかったものの、前日海外の流れを引き継ぐ
形で「ドルに対する弱気の見方が続いた」(邦銀)という。
ただ市場では、ドルの幅広い下落をめぐり、リスク選好姿勢の強まりで米国から資金流
出が起こるとの見方と、米景気や財政リスクに対する悲観的な見方が依然として交錯して
いる。現状は「理由があってドルが売られるのではなく、ドル売りがワークするという事
実だけが先行している」(外銀)という。
ドルが下落する一方でユーロや豪ドルなどに買いが強まり、そうした通貨は対円でも堅
調。ユーロ/円は一時137.57円と7カ月ぶり高値を更新した。予想を上回るGDP
を受けて、豪ドル/円
/円
現在のレートは
(ロイター日本語ニュース 基太村真司記者)
※(shinji.kitamura@thomsonreuters.com;03―6441―1791;ロイターメッ
セージング:shinji.kitamura.reuters.com@reuters.net)