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注目銘柄ダイジェスト(前場):サイバーセキュリ、地域新聞社、キーパー技研など

発行済 2022-04-04 12:06
更新済 2022-04-04 12:15
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IIJ (T:3774):4425円(+245円)
大幅続伸。
野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も4700円から5050円に引き上げている。
MVNO事業において、23年3月期以降は携帯キャリアへ支払うデータ接続料低下が想定以上に収益性改善につながると判断している。
また、法人ネットワーク需要拡大も続く見込みであるとし、業績予想を上方修正しているもようだ。
24年3月期を基準に27年3月期までの3期間で年率約9%のEPS成長を予想。



イオン (T:8267):2591円(-3円)
もみ合い。
先週末に発業績修正を発表、営業利益は従来予想レンジ2000-2200億円から1730億円、前期比14.9%増に下方修正している。
デベロッパー事業、サービス・専門店事業、GMSの非食品部門の回復遅れなどが下振れの要因としている。
市場予想も100億円程度下振れたとみられるが、イオンモールの減額などから業績下振れは想定線、短期的な悪材料出尽くしと受け止める動きも優勢のようだ。



キーパー技研 (T:6036):2671円(+193円)
大幅反発。
先週末に3月の月次動向を発表している。
キーパーラボ運営事業の全店売上は前年同月比47.0%増、既存店は同37.7%増と伸長、21年7月以来の高い伸びとなっている。
また、4月、5月ともに高価格帯のコーティングを中心にして非常に多くの予約が入っているとしている。
一段の業績モメンタム改善を評価のほか、中小型グロース株が堅調な流れになっていることも本日は支援に。



ワッツ (T:2735):791円(+32円)
大幅続伸。
先週末に上半期の業績修正を発表している。
営業利益は従来予想の4.7億円から6.4億円、前年同期比41.3%減に引き上げ。
売上高は下振れとなるものの、商品原価率が改善のほか、人件費、出店・改装関連費用が想定以上に抑制できているもよう。
第1四半期実績値との比較で減益率はやや縮小する形にも。
通期予想は据え置いているが、上振れへの期待も高まる方向へ。



象印マホービン (T:7965):1514円(+72円)
大幅反発。
先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は39.8億円で前年同期比9.1%増益となり、従来の上半期予想30億円を超過する状況になっている。
通期予想は44億円で前期比31.2%の大幅減益見通しであり、想定以上の堅調スタートと受けとめられている。
海外売り上げが増加しているほか、販管費の抑制なども進んだもよう。
今期業績ガイダンスが売り材料視されて株価が調整した経緯もあり、見直しの動きが進んでいるようだ。



地域新聞社 (T:2164):516円(+53円)
一時ストップ高。
22年8月期第2四半期累計(21年9月-22年2月)の営業損益を0.12億円の黒字(連結ベースでの前年同期実績は0.67億円の赤字)と発表している。
衆議院選挙や大口取引先の季節性要因による需要増で折込チラシ配布事業が伸び、会社計画(0.04億円の赤字)を上回って着地した。
通期予想は0.16億円の黒字で据え置いている。



ファンペップ (T:4881):225円(-2円)
高寄り後に値を消す。
熊本大学と脂質異常症に対する抗体誘導ペプチド(ペプチド治療ワクチン)の創出に向けた共同研究を開始したと発表している。
バイオ製造施設で製造する抗体医薬品と異なり、化学合成で製造できる抗体誘導ペプチドは製造コストを抑制でき、さらに投与後は患者の体内で免疫細胞が一定期間持続的に抗体を産生するため、薬剤投与間隔も長くなることが期待されるという。



サイバーセキュリ (T:4493):2845円(+455円)
大幅に5日続伸。
東証が4日から信用取引規制を解除したことが好感されている。
サイバーセキュリティクラウド株は、前営業日まで信用取引による新規の売付及び買付に係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする規制措置を受けていた。
日証金も増担保金徴収措置を解除している。
規制解除で売買が活性化するとの期待から買いが入っているようだ。

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