■「年間配当300円に加え1000億円以上の追加株主還元策を検討」
川崎汽船<9107>(東証プライム)は5月23日、一段高となり、取引開始後に9770円(340円高)まで上げて約2ヵ月ぶりに上場来の高値を更新し、大手海運株の中で突出した値上がりとなっている。5月初旬に発表した3月決算で、今期・2023年3月期の株主還元方針として、「年間配当金1株当たり300円(うち中間配当金150円)の基礎配当に加え、1000億円以上の追加的な株主還元策を検討する予定」(決算短信より)としており、引き続き増配や自社株買いの発表に期待の強い相場となっている。
この「1000億円以上の追加的な株主還元策」については、「配当に加え自己株式取得も検討予定」(同)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)