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ロシアに到達可能な長距離砲、ウクライナに供与せず=バイデン氏

発行済 2022-05-30 23:49
更新済 2022-05-31 09:37
© Reuters. バイデン米大統領は30日、ロシアに到達可能な「長距離ロケットシステムをウクライナに供与しない」と表明した。3月撮影(2022年 ロイター/Jonathan Ernst)

[ワシントン 30日 ロイター] - バイデン米大統領は30日、ロシアに到達可能な長距離ロケットシステムをウクライナに供与しないと表明した。ウクライナは長距離兵器の供与を求めている。

バイデン氏はどのロケットシステムが供与の対象外となるのかには触れず、兵器の使用方法について条件を課す考えを示したとみられる。バイデン政権はウクライナへの軍事装備品の追加提供について検討を進めており、近く発表があるとみられる。

© Reuters. バイデン米大統領は30日、ロシアに到達可能な「長距離ロケットシステムをウクライナに供与しない」と表明した。3月撮影(2022年 ロイター/Jonathan Ernst)

政権高官は多連装ロケットシステム(MLRS)の供与が検討されているが、戦場の外で使う長距離打撃能力を備えたものにはならないと述べた。

CNNや米紙ワシントン・ポストは先週末、米政権が対ウクライナ軍事支援の一環で、ウクライナが要請しているMLRSや高機動ロケット砲システム(HIMARS)を供与する方向に動いていると報じていた。

ウクライナのレズニコフ国防相は28日、デンマークから供与された対艦ミサイル「ハープーン」と米国からの自走式りゅう弾砲の受領を開始したと明らかにしている。

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