[9日 ロイター] - ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は9日、ロシア西部ニジニーノブゴロドの工場の労働者約200人に対し、自主退職に応じれば退職補償金を支払うと表明した。年末まで医療保険も提供する。
ロシア紙コメルサントの報道を確認した。同紙は労組筋の話として、今月17日までに応じれば給料6か月分を受け取れると伝えていた。
VWは2月下旬のロシアのウクライナ侵攻を理由に同工場とカルーガ工場の生産を3月に停止、ロシアへの車両輸出も中断した。
同社グループのウェブサイトによると、従業員約4200人のカルーガ工場は直営なのに対し、ニジニーノブゴロド工場はロシア商用車ガス・グループが所有し、VWが一部車種の組み立てを委託している。