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米国株見通し:下げ渋りか、地政学リスクで売り優勢

発行済 2022-08-02 13:59
更新済 2022-08-02 14:00
© Reuters.
(13時50分現在)

S&P500先物      4,100.90(-17.7)
ナスダック100先物  12,882.00(-58.8)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は80ドル安。
アジア株式市場は弱含み、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。



1日の主要3指数は反落。
前日終値を上回る場面もあったが、全般的に売りに押される展開で、ダウは46ドル安の32798ドルと4日ぶりのマイナスで取引を終えた。
月末の中国製造業PMIなど経済指標の低調な内容が嫌気され、売り先行。
また、この日発表されたISM製造業景況指数は予想を上回ったものの、前回よりも弱く、引き続き景気減速が意識された。
ただ、長期金利の低下を手がかりとした買いもみられ、下げを抑制した。



本日は下げ渋りか。
ペロシ下院議長による台湾訪問の可能性が報じられ、市場の注目を集めている。
実現した場合、中国との緊張が高まるとみられ、地政学リスクの観点で売り優勢となりそうだ。
一方、足元で発表された経済指標は低調な内容が目立ち、引き続きリセッション懸念の売りが出やすい。
半面、連邦準備制度理事会(FRB)は今後引き締めペースを緩める可能性から、金利高を抑えられればハイテクを中心とする買いが見込まれる。



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