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(中国)「プチ整形詐欺」が流行、ニセ医師免許でニセ注射剤売る

発行済 2015-04-24 09:43
更新済 2015-04-24 10:00
(中国)「プチ整形詐欺」が流行、ニセ医師免許でニセ注射剤売る
「プチ整形詐欺」が中国のアンダーグラウンドで1種の犯罪モデルを確立し、急激に増加しているようだ。
インターネット経由で、偽の医師免許と偽の美容注射剤を購入し、プチ整形医療施設を開設して客を騙す手口という。
中国新聞網が21日付で伝えた。
浙江省杭州市で先ごろ、30歳の男が同容疑で身柄を拘束された。
男は1年ほど前、インターネット経由で「プチ整形詐欺」の教則本を入手。
さらに5000人民元(約9万7000円)の参加料を支払って5日間の「プチ整形技術養成クラス」へ通った。
ちまたで「国際プチ整形医師免許」と揶揄される偽医師免許の交付を受けた後、単身者アパートの1室でプチ整形医療施設を開設したという。
また客の要望があれば、出張施術にも応じていた。
男のアパートからは、偽ボツリヌス菌注射剤90瓶、偽ヒアルロン酸注射剤230箱、その他数十種類の偽美容剤が押収された。
押収品は、輸入品の未承認薬剤と、国産品の偽装薬剤に大別される。
注射1回分あたりの仕入値は、輸入品が400人民元(約7700円)、国産品が200人民元(約3900円)、売値は輸入品が2000人民元(約3万9000円)、国産品が1500人民元(2万9000円)だった。
どちらも正規品の半値に近いことから客の人気が高かったという。
1年ほどの間に男は、100人以上の患者へ注射による施術を行い、20万人民元(約387万2000円)を超す暴利を得ていたとみられる。
同市警察は、こうした「プチ整形詐欺」を今年の重点取締項目へ組み入れた。
被害拡大の防止に取り組んでいる。
【亜州IR】

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