VTホールディングス {{|0:}}は8日、2015年3月期決算を発表した。 売上高が前期比2.8％増の1363.76億円、営業利益が同27.1％減の73.47億円、経常利益が同25.5％減の74.34億円、当期純利益が同9.6％減の46.33億円だった。
4月28日に発表した修正予想に沿った着地となった。
自動車販売関連事業では、新車部門においてホンダ車の販売台数が前期比17.9％減の6,645台、日産車の販売台数が同21.7％減の15,716台となり、その他の外国車を含めたグループの新車販売台数は同12.5％減の27,485台だった。
消費税増税の駆け込み需要の反動減や消費者の節約志向の高まりによる市場全体の落ち込みが響いた。
サービス部門では、上期が特殊要因により車検入庫対象台数が一時的に少ない時期に当たるため、点・車検、修理、手数料収入等の収益性向上に注力し、ほぼ前年並みの売上高を確保した。
住宅関連事業では高級注文住宅を提供しており、市場ニーズの高まりとともに受注棟数・竣工棟数は各エリアとも堅調に推移した。
昨年8月にマンションデベロッパーのエムジーホーム {{|0:}}を株式交換により子会社化し、新たに分譲マンション事業も展開している。
業務の効率化や工事期間の短縮等にも注力し、大幅に収益を改善した。
16年3月期通期の業績については、売上高が前期比7.1％増の1460.00億円、営業利益が同10.2％増の81.00億円、経常利益が同7.6％増の80.00億円、純利益が同1.4％増の47.00億円と予想している。
市場環境は予断を許さない局面が続くものの、従来以上にグループ各社の中古車やサービス部門等の基盤収益の向上に取り組みつつ、M＆Aによる新たな販売エリアの拡大にも努める。