サイバーマンデー特売。最大60%引きInvestingPro特別セールを請求する

日本原燃、六ケ所再処理工場の完成2年先送り

発行済 2022-12-26 18:48
更新済 2022-12-26 18:54
© Reuters.  12月26日、日本原燃は、使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)の完成目標時期を「2024年度上期のできるだけ早期」とし、2年先送りすると発表した。写真は同工場。青

[東京 26日 ロイター] - 日本原燃は26日、使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)の完成目標時期を「2024年度上期のできるだけ早期」とし、2年先送りすると発表した。当初1997年の完成を目指していたが、これまでに26回延期していた。

同社は今年9月、22年度上期としていた完成目標時期について、審査が継続している状況として、見直しを発表。新たな竣工時期については年内にも公表するとして明らかにしていなかった。

© Reuters.  12月26日、日本原燃は、使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)の完成目標時期を「2024年度上期のできるだけ早期」とし、2年先送りすると発表した。写真は同工場。青森県六ケ所村で2019年6月撮影(2022年 時事通信)

日本原燃の増田尚宏社長は、「26回も工程を延期してきたというのは信頼関係を損なう内容だったので、2度とそういうことがないようにしていく」と述べた。設工認審査に1年程度、認可後の検査期間としては4ー7カ月程度が必要となることから竣工時期を「できるだけ早期」とした。「幅を持たせたことで(目標達成の)確度が高まった」と説明した。

六ケ所再処理工場は、使用済み核燃料からウランやプルトニウムを取り出し再度核燃料として使用するための施設で、年800トンの使用済み燃料を処理できる能力を持つ見通し。総事業費は既に14兆円を上回る。増田社長によると、今回の先送りによる影響は年度末頃には明らかになるという。

政府は22日のGX実行会議で、11年の東京電力福島第1原発事故以来、「脱原発」の流れにあった原子力政策を転換。原発を持続的に活用するため、廃止を決定した炉の次世代革新炉への建て替えについて、使用済み核燃料の処分などのバックエンド問題も含めて具体化を進める方針を示した。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます