[メキシコ市 10日 ロイター] - バイデン米大統領は10日、副大統領時代の機密文書が旧事務所から見つかった問題について驚いていると述べ、経緯の調査に全面協力していると表明した。
文書の内容は承知していないと話した。メキシコとカナダの首脳との共同記者会見で語った。調査が間もなく終了することを望むとした。
司法省は昨年、トランプ前大統領のフロリダ州の邸宅マールアラーゴで発見された機密文書について調査を開始しており、この件でバイデン政権は共和党から批判を受けてきた。
ただ、バイデン氏の旧事務所で発見された機密文書の数は10件程度で、弁護士らがすぐに国立公文書館に通知して引き渡したのに対し、トランプ氏は大統領退任後1年以上、数百件の機密文書を含む数千件の政府記録を邸宅で保管し、国立公文書館が何度も要請したにもかかわらず、すぐに引き渡さなかったという相違点がある。
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