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・引き続き決算が手掛かり、後場ザラバに決算を発表する企業に注目 ・ドル・円は124円09銭付近、日中株にらみの展開 ・本日はトヨタが決算発表を予定、決算発表後の動向を見極めたいとする流れ ■引き続き決算が手掛かり、後場ザラバに決算を発表する企業に注目 日経平均は小幅に下落。
21.17円安の20526.94円(出来高概算11億2000万株)で前場の取引を終えている。
米株安のほか、原油先物相場の下落などを受けて心理悪化といった格好から、幅広い銘柄に売りが先行した。
決算発表が本格化しているなか、決算内容を見極めたいとする模様眺めムードも強いとみられる。
ただし、下を売り込む流れにはならず、決算が評価されている銘柄には資金が向かうなど、決算内容等で明暗を分ける展開になっている。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。
規模別指数は中型株指数のみがプラス圏で推移。
セクターでは空運、小売、医薬品、電力ガス、陸運などが堅調。
一方で、水産農林、鉱業、非鉄金属、電気機器、機械などが冴えない。
日経平均は売りが先行したが、その後は下げ渋りをみせており、5日線を上回っている。
一目均衡表では雲上限が支持線として意識されつつある。
連日の陽線形成で押し目買い意欲の強さも窺える状況であろう。
引き続き決算を手掛かりとした個別対応になろうが、後場ザラバに発表される企業としては、双日 (TOKYO:2768)、小野薬 (TOKYO:4528)、明星電 {{|0:}}、東都水 (TOKYO:8038)、三菱商 (TOKYO:8058)、ヤマハ発 (TOKYO:7272)、伊藤忠 (TOKYO:8001)、旭化成 (TOKYO:3407)などが注目される。
その他、大引けにかけてのトヨタ自 (TOKYO:7203)の動向が注目されよう。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一) ■ドル・円は124円09銭付近、日中株にらみの展開 ドル・円は124円09銭付近で推移。
日経平均株価の下げ幅が縮小したことや中国本土株の反発がやや好感されたもよう。
日経平均株価はマイナス圏ながら下げ幅を縮小したことから、ドル・円はじり高となった。
日経平均が後場プラス圏に浮上すれば、ドル・円も一段高となる可能性が指摘される。
12時32分時点のドル・円は124円09銭、ユーロ・円は135円81銭、ポンド・円は193円52銭、豪ドル・円は90円50銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・TDK (TOKYO:6762)、京セラ (TOKYO:6971)が日経平均を約33円押し下げ ・決算がスタートする建設株の動向に注目 ・本日はトヨタが決算発表を予定、決算発表後の動向を見極めたいとする流れ ☆後場の注目スケジュール☆ ・12:45 10年国債入札の結果発表 <海外> ・13:30 豪準備銀行が政策金利発表(2.00%で現状維持の予想) ・14:30 インド準備銀行が政策金利発表(レポレートは7.25%で現状維持の予想) <SY>