*07:31JST 1日の米国市場ダイジェスト:NYダウは115ドル高、経済指標は強弱混在
■NY株式:NYダウは115ドル高、経済指標は強弱混在
ダウ平均は115.80ドル高の34,837.71ドル、ナスダックは3.15ポイント安の14,031.82で取引を終了した。
8月雇用統計の結果が労働市場減速の証拠となり、追加利上げ観測が後退、買いが先行して始まった、しかし、その後に発表されたISM製造業景況指数や建設支出が予想を上回り金利が上昇に転じると、特にハイテクの売りが強まり、ナスダック総合指数は下落に転じた。
ダウ平均はソフトランディング(軟着陸)期待を背景とした買いが下値を支えてプラス圏を保ち、まちまちで終了。
セクター別ではエネルギー、素材が上昇した一方で、自動車・自動車部品が下落した。
コンピューターメーカーのデル(DELL)は第2四半期決算でPCやデータセンターハードウェアの売り上げが好調で、調整後の1株利益が予想を上回り、アナリストが投資判断を引き上げたため大きく上昇。
同業のヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)も連れ高となった。
ヨガアパレルのルルレモン(LULU)は四半期決算の内容が予想を上回ったほか、通期見通しの引き上げを好感した買いが継続。
ドラッグストア小売りのウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)は業績低迷で最高経営責任者(CEO)が辞任を発表し下落。
電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は人気のセダン「モデル3」改良版を発表したが、同時に国内、中国でのモデル「S」と「X」の値下げを発表したため下落。
半導体メーカーのブロードコム(AVGO)は今期決算内容は予想を上回ったものの、見通しが予想を下回ったため売られた。
ケーブルテレビ会社のチャーター・コミュニケーションズ(CHTR)はエンターテインメント会社のディズニー(DIS)との新たな配給契約に向けた価格交渉が暗礁に乗り上げたことが警戒され大幅安。
ディズニー(DIS)も売られた。
クリーブランド連銀のメスター総裁は、インフレはいくらか改善したが、「依然高過ぎる」とタカ派姿勢を維持した。
同総裁は本年の連邦公開市場委員会(FOMC)投票権は持たない。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル反発、米国経済指標は強弱まちまちの結果
1日のニューヨーク外為市場でドル・円は、144円45銭へ下落したのち、146円29銭まで上昇し、146円24銭で引けた。
米8月雇用統計で失業率の上昇や賃金鈍化が明らかになり、労働市場のひっ迫緩和がさらに証明されたため米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測が後退し金利低下に伴いドル売りに拍車がかかった。
しかし、その後に発表された8月ISM製造業景況指数や8月製造業PMI、7月建設支出が予想を上回ったため利上げ観測も再燃し、金利が上昇に転じドル買いが再開した。
ユーロ・ドルは、1.0882ドルまで上昇後、1.0772ドルまで下落し、1.0775ドルで引けた。
ユーロ・円は157円06銭まで下落後、157円91銭まで上昇。
ポンド・ドルは、1.2713ドルまで上昇後、1.2577ドルまで下落した。
英中銀の9月の金利据え置き観測を受けたポンド売りが上値を抑制した。
ドル・スイスは0.8795フランまで下落後、0.8864フランまで上昇。
■NY原油:大幅高、需給ひっ迫を意識した買いが強まる
NYMEX原油10月限終値:85.55 ↑1.92
1日のNY原油先物10月限は大幅高。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比+1.92ドル(+2.30%)の85.55ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは83.46ドル-85.97ドル。
アジア市場の序盤で83.46ドルまで売られたが、ロシアによる輸出削減の影響が引き続き警戒されたこと、8月米雇用統計内容は悪化していなかったことから、需給ひっ迫を想定した買いが入った。
通常取引終了後の時間外取引で85.97ドルまで一段高となった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 28.98ドル +0.31ドル(+1.08%)
モルガン・スタンレー(MS) 85.75ドル +0.60ドル(+0.70%)
ゴールドマン・サックス(GS)327.40ドル -0.31ドル(-0.09%)
インテル(INTC) 36.61ドル +1.47ドル(+4.18%)
アップル(AAPL) 189.46ドル +1.59ドル(+0.85%)
アルファベット(GOOG) 136.80ドル -0.55ドル(-0.40%)
メタ(META) 296.38ドル +0.49ドル(+0.17%)
キャタピラー(CAT) 286.25ドル +5.12ドル(+1.82%)
アルコア(AA) 31.10ドル +1.02ドル(+3.39%)
ウォルマート(WMT) 161.57ドル -1.04ドル(-0.64%)
ダウ平均は115.80ドル高の34,837.71ドル、ナスダックは3.15ポイント安の14,031.82で取引を終了した。
8月雇用統計の結果が労働市場減速の証拠となり、追加利上げ観測が後退、買いが先行して始まった、しかし、その後に発表されたISM製造業景況指数や建設支出が予想を上回り金利が上昇に転じると、特にハイテクの売りが強まり、ナスダック総合指数は下落に転じた。
ダウ平均はソフトランディング(軟着陸)期待を背景とした買いが下値を支えてプラス圏を保ち、まちまちで終了。
セクター別ではエネルギー、素材が上昇した一方で、自動車・自動車部品が下落した。
コンピューターメーカーのデル(DELL)は第2四半期決算でPCやデータセンターハードウェアの売り上げが好調で、調整後の1株利益が予想を上回り、アナリストが投資判断を引き上げたため大きく上昇。
同業のヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)も連れ高となった。
ヨガアパレルのルルレモン(LULU)は四半期決算の内容が予想を上回ったほか、通期見通しの引き上げを好感した買いが継続。
ドラッグストア小売りのウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)は業績低迷で最高経営責任者(CEO)が辞任を発表し下落。
電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は人気のセダン「モデル3」改良版を発表したが、同時に国内、中国でのモデル「S」と「X」の値下げを発表したため下落。
半導体メーカーのブロードコム(AVGO)は今期決算内容は予想を上回ったものの、見通しが予想を下回ったため売られた。
ケーブルテレビ会社のチャーター・コミュニケーションズ(CHTR)はエンターテインメント会社のディズニー(DIS)との新たな配給契約に向けた価格交渉が暗礁に乗り上げたことが警戒され大幅安。
ディズニー(DIS)も売られた。
クリーブランド連銀のメスター総裁は、インフレはいくらか改善したが、「依然高過ぎる」とタカ派姿勢を維持した。
同総裁は本年の連邦公開市場委員会(FOMC)投票権は持たない。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル反発、米国経済指標は強弱まちまちの結果
1日のニューヨーク外為市場でドル・円は、144円45銭へ下落したのち、146円29銭まで上昇し、146円24銭で引けた。
米8月雇用統計で失業率の上昇や賃金鈍化が明らかになり、労働市場のひっ迫緩和がさらに証明されたため米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測が後退し金利低下に伴いドル売りに拍車がかかった。
しかし、その後に発表された8月ISM製造業景況指数や8月製造業PMI、7月建設支出が予想を上回ったため利上げ観測も再燃し、金利が上昇に転じドル買いが再開した。
ユーロ・ドルは、1.0882ドルまで上昇後、1.0772ドルまで下落し、1.0775ドルで引けた。
ユーロ・円は157円06銭まで下落後、157円91銭まで上昇。
ポンド・ドルは、1.2713ドルまで上昇後、1.2577ドルまで下落した。
英中銀の9月の金利据え置き観測を受けたポンド売りが上値を抑制した。
ドル・スイスは0.8795フランまで下落後、0.8864フランまで上昇。
■NY原油:大幅高、需給ひっ迫を意識した買いが強まる
NYMEX原油10月限終値:85.55 ↑1.92
1日のNY原油先物10月限は大幅高。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比+1.92ドル(+2.30%)の85.55ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは83.46ドル-85.97ドル。
アジア市場の序盤で83.46ドルまで売られたが、ロシアによる輸出削減の影響が引き続き警戒されたこと、8月米雇用統計内容は悪化していなかったことから、需給ひっ迫を想定した買いが入った。
通常取引終了後の時間外取引で85.97ドルまで一段高となった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 28.98ドル +0.31ドル(+1.08%)
モルガン・スタンレー(MS) 85.75ドル +0.60ドル(+0.70%)
ゴールドマン・サックス(GS)327.40ドル -0.31ドル(-0.09%)
インテル(INTC) 36.61ドル +1.47ドル(+4.18%)
アップル(AAPL) 189.46ドル +1.59ドル(+0.85%)
アルファベット(GOOG) 136.80ドル -0.55ドル(-0.40%)
メタ(META) 296.38ドル +0.49ドル(+0.17%)
キャタピラー(CAT) 286.25ドル +5.12ドル(+1.82%)
アルコア(AA) 31.10ドル +1.02ドル(+3.39%)
ウォルマート(WMT) 161.57ドル -1.04ドル(-0.64%)