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web3業界、9分野のリーダー100字で表す2024年の期待と予想【フィスコ・マーケットレポーター】

発行済 2024-01-12 17:00
更新済 2024-01-12 17:15
© Reuters.
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*17:00JST web3業界、9分野のリーダー100字で表す2024年の期待と予想【フィスコ・マーケットレポーター】 以下は、フィスコ・マーケットレポーターのタマラ・ソイキナ(X@web3tama / 以下、タ)が執筆したコメントです。
フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。


米国で史上初めてビットコイン現物のETF(上場投資信託)が承認され、ビットコインは正式に新しい資産クラスとして歩み始めました。
この象徴的な2024年、web3業界全体ではどのような動きが見られるでしょうか。
一年のはじまりに、2024年のweb3業界についての期待と予想というテーマでweb3業界の9分野のリーダーたちからコメントを寄せていただきました。
100字という限られた分量に凝縮された各コメントから、今後一年間の業界動向を占ってみましょう。


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※2024年1月11日に執筆

【プロジェクト】
Astar Network 渡辺氏:「2024年は規制の整備やユースケースの進化などが進み本格的なWeb3マスアダプションが進むと思います。
個人的に注目したいのはzk系のEthereum Layer2とウォレットのUI/UXの進化です。


INTMAX 藤本氏:「ETHのステーカーはより多くの役割と利回りを求めており、EigenLayerが注目されると考えています。
DeFiのたくさん重なった利回りが一時期ブームになったように、多重のステーキングが流行になる予兆がみられています。


Cega あとい氏:「リキッドステーキングやレンディングが伸びる一方、デリバとRWAが台頭しそうです。
デリバでは無期限先物とオプションの使い分けが、RWAでは多様なアセットの担保化が進み、機関的な流動性増に寄与するでしょう”。


JPYC 岡部氏:「複数の取引所でUSDCやJPYC等のステーブルコインが取引され、外貨預金の代わりにUSDCを持つようになるでしょう。
ステーブルコイン元年もJPYCがカツ!」

UnUniFi Protocol 木村氏:「2024年は、モジュラーブロックチェーンの仕組みで構築された、処理能力が高くガス代が安いレイヤー2のブロックチェーンが複数登場するでしょう。
ガス代の安さからミームコインが盛り上がる可能性があります。


【メディア】
COINPOST 各務氏:「Crypto Winterを乗り越え、4年に1度のビットコイン半減期を控える2024年。
現物ETFの承認やFRBの利下げが重なった場合、過去最高値1BTC=69000ドルの更新や強気トレンドの再来が期待されます。


CRYPTO TIMES 新井氏:「多くの大企業の参入が考えられる。
従来のブロックチェーンの使い方というより、仕組みがよくわからない中使っていたがブロックチェーンが裏で使われていたというようなUXが優れたアプリの登場に期待したい。


あたらしい経済 設楽氏:「米国でBTC現物ETF承認と利下げで年前半にクリプト市場が高騰。
L1/L2でチェーン争い激化、DApps引っ越し増える。
DePINも盛り上がる。
半減期経て年末にビットコインは過去最高値更新すると予想。


【コミュニティ】
KudasaiJP watacchi氏:「大手Web2事業者の参入、ETFなどのファンダメンタルへの期待、そして各国の規制が整備されつつあります。
規制下マーケットの拡大、およびブロックチェーンを使っていると思わせない技術による市場拡大を期待しています。


Boarding Bridge Taka氏:「2024年の発展に期待するのはERC4337(Account abstraction)を基盤としたIntent-centricです。
DeFiのUX改善はマスアダプションの大きな鍵になるでしょう。


OtakuLabs 魔LUCIAN氏:「2024年はWeb3ゲームが本格的に飛躍する年になりそうです。
既に多くのゲーム系NFTが軒並み高騰するなど過熱気味ですが、実際に今年ゲームローンチするタイトルが多く、更なる盛り上がりに期待しています。


GuildQB 堀口氏:「2024年の注目は「碑文」です。
BTC上のERC-20(BRC-20)が開発され、初期の碑文であるOrdiとSatsは共に10億ドルを超える時価総額(FDV)となり、投資家は数百倍の利益を得ました。


COMMUNITY SCIENCE Nangoku氏:「AI×クリプト時代。
カメラ対話型ソリューション増加、CEXとDEXはKYC標準。
ワールドコインの概念が現れ、未来が広がる。


【Youtuber】
Joe Takayama氏:「2024年はクリプト×金融機関に注目。
ビットコインETFの承認、金融商品のトークン化など、金融機関がクリプトを取り入れることで金融市場の概念と規模が大きく変化し、新たなビジネスチャンスと収益機会が生まれる年となる。


Moshin氏:「2024年は半減期、米国の利下げや大統領選挙などポジティブイベントが目白押し。
市場からの大きな期待は相場に織り込まれ、過去より早く上昇サイクルが開始する中、BTC価格は12万ドルに達すると予想します。


【NFT】
イケハヤ氏:「2024年は、ビットコインETFの承認に始まり、さらにブロックチェーン技術が普及する一年になると確信しています。
個人的には、クリエイターや企業によるNFT活用がさらに進むことに期待をしています。


miin氏:「SolanaやBitcoinなどEthereum以外のNFTが話題の中心になる年になりそうです。
ブランドやタレントによるファン育成のためのロイヤリティプログラムでのNFT活用も成功例が生まれそうです。


Japan Blockchain Week 絢斗氏:「海外NFTと日系大手アニメ会社がコラボ、本格的にIPとして成熟していく。
web3xAIプロジェクトが増える一方、テック企業のAI独占に対抗するDecentralized AIというムーブメントが起きる。


【Web3ゲーム】
のろいちゃん氏:「今年は大手ゲーム企業の参入によるユーザーの拡大に期待してます。
去年リリースした、あるゲームでは、ユーザーの7割の人がWeb3を知らなかった、との話もあります。
今、着実にWeb3以外の人間が増えつつあるので、今後の動向に注目しています。


OASYS 松原氏:「前半はビットコイン、後半はゲームが主役でしょう。
強気相場により月収1万円から3万円の地域にもお金が染み出し、新たなフロンティアが形成されます。
そこに日本のコンテンツが届けられるように攻めていきます。


Luin氏:「2024年は多くの企業・IPの参入とゲームのクオリティの向上が見込まれています。
投機的な側面が強いGameFiだけでなく、ゲーム体験を拡張するWeb3の導入が進んでいくのではないかと期待しています。


【税務・法務】
河合 健氏:「1.日本におけるステーブルコインの発行、取引所での上場及びクロスボーダー取引での利用開始。
2.日本でもビットコインETF解禁に向けた法令改正の議論が進む。
3.利便性の高いノンカストディアルウォレットの業者間競争。


森 和孝氏:「1年を通して大企業の参入が相次ぐ。
高い期待の反面一時的な幻滅期を迎える可能性もあるが、モジュール化技術やAI活用によってトリレンマ問題を最小化するソリューションが現れ、マスアダプション元年になると期待。


柳澤 賢仁氏:「昨年末の税制改正大綱では残念ながら所得税法での「暗号資産の申告分離課税制度」「暗号資産同士の交換の課税の繰延べの特例」の改正案の発表がありませんでした。
今年こそはこれが実現するとよいなと思います。


【トレーダー】
ヨーロピアン氏:「半減期と共に複数のマイニング事業者が倒産する、あるいはオンチェーン手数料が高騰し、LightningNetworkなどの少額決済ソリューションが再び脚光を浴びる。
→国内取引所も入出金方法として導入する。


まーふぃー氏:「2024年、ETF承認と半減期によるマイナー収入の減少が要因で起こる、中華系投資家を中心としたビットコインOrdinalsとInscription、BRC20系MemeTokenの流行に注目しています。


【DAO】
Fracton Ventures 鈴木氏:「プロトコルやNFTコミュニティがトークン発行後、レイヤー2や3で独自チェーンを構築する動きが増えそうです。
またウォレットのチェーン切替の面倒さにより競争が激化、プレーヤーの再編が起こるかもしれません。


AKINDO 金城氏:「Crypto領域においてAIの存在感が一層増してくるでしょう。
ソーシャル×ゲーム関連プロダクトが市場をリードするでしょうが、その優位性はAI×ブロックチェーンのイノベーションによるものだと思います。


dYdX 大木氏:「日本ではDAO法制化に向けトレジャリーの存在やスマコンの実装等が議論され、少し拙速な印象。
海外ではDAOを直接民主制やコーポレートガバナンスで語れない「第3の概念的な枠組み」と捉え議論が始まったばかり。



以上

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