【小幅高となる】17700-18100円のレンジを想定=村瀬 智一 25日のNY市場はまちまち。
イエレンFRB議長の講演を受けて米国経済に楽観的な見方が広がったほか、4-6月GDP確報値が上方修正されたことなどが好感された。
しかしながら、今週ヒラリー・クリントン前国務長官が医薬品価格の抑制に取り組む姿勢を表明したことへの懸念から、ヘルスケア・バイオ銘柄が売られ、引けにかけて上げ幅を縮小する展開となった。
ダウ平均は113.35ドル高の16314.67、ナスダックは47.98ポイント安の4686.50。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円高の17785円。
日経平均はボリンジャーバンドの-1σでの攻防をみせているが、これを支持線とした底堅さが意識されそうだ。
今週は急落局面が消化されてくるため、25日線が次第に横ばい推移に向かうことになる。
17500円処での底堅さが意識されているなかで、煮詰まり感も台頭してくるだろう。
週足ベースの一目均衡表の雲上限が18000円辺りに位置しているが、これを支持線に変えてくるかが注目される。
配当落ち分の即日吸収も意識されやすい。
17700-18100円のレンジを想定する。