*08:35JST 前場に注目すべき3つのポイント~膠着のなかで決算を手掛かりとした個別対応に~
9日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■膠着のなかで決算を手掛かりとした個別対応に
■フジ、24/2営業利益 33.5%増 151億円、25/2予想 2.6%増 155億円
■前場の注目材料:丸紅、生成AIを外販、オーダーメード対応、中堅に照準
■膠着のなかで決算を手掛かりとした個別対応に
9日の日本株市場は、膠着感の強い相場展開になりそうだ。
8日の米国市場は、NYダウが11ドル安、ナスダックは5ポイント高だった。
前週末の3月の米雇用統計後の買いが継続し、上昇して始まった。
ただ、金利の上昇が重荷となったほか、今週発表が予定されている消費者物価指数(CPI)などの重要インフレ指標の発表を控えるなか、結果を見極めたいとする模様眺めムードが強まった。
シカゴ日経225先物は大阪比60円高の39450円。
円相場は1ドル151円70銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まろう。
米国では利下げ期待が後退する格好のなか、米CPIの結果待ちの状況であり、小幅な値動きであった。
ナスダックは続伸とはなったものの、半導体株の一角は軟調であったため、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への反応は限られそうである。
日経平均株価は25日線が心理的な抵抗線として意識されやすく、リバウンド機運は高まらないと考えられ、インデックスに絡んだ商いも限られそうだ。
もっとも、米CPIの発表を控えるなか、売り仕掛け的な売買も入りづらいだろう。
日経平均株価は昨日の自律反発でボリンジャーバンドの-1σを上回ってきた。
同水準での底堅さが意識されるなか、短期的な売り仕掛けの動きに対しては、その後のリバウンド狙いのスタンスに向かわせそうだ。
ただし、決算発表が徐々に本格化するなか、注目された安川電 (TYO:6506)の反応はさえなかった。
買い先行で始まったものの、その後は軟化する格好から、結局は下落に転じていた。
決算内容を見極めたいとするムードも強まりやすく、先回り的な動きは限られるだろう。
とはいえ、先回りがない分、決算を受けて評価する動きが強まる可能性はあるため、決算を手掛かりとした物色に向かいやすいと考えられる。
昨夕決算を発表したところでは、MSコンサル (TYO:6555)、アルファ (TYO:4760)、中本パックス (TYO:7811)、AFC-HD (TYO:2927)、eBASE (TYO:3835)などが注目されそうだ。
■フジ、24/2営業利益 33.5%増 151億円、25/2予想 2.6%増 155億円
フジ (TYO:8278)が発表した2024年2月期業績は、営業収益が前期比2%増の8010.22億円、営業利益は同33.5%増の151.10億円だった。
3日に業績予想を上方修正しており、これに沿った着地である。
統合シナジー効果の創出によるコスト低減効果等に加え、プロセスセンターの活用やデジタル化の推進などによる生産性の向上に取り組んだ。
2025年2月期業績は、営業収益が前期比1.1%増の8100億円、営業利益は同2.6%増の155億円を計画。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(39347.04、+354.96)
・ナスダック総合指数は上昇(16253.96、+5.44)
・1ドル=151.70-80円
・シカゴ日経先物は上昇(39450、大阪比+60)
・SOX指数は上昇(4825.39、+6.26)
・VIX指数は低下(15.19、-0.84)
・米国のインフレ沈静化観測
・丸紅 (TYO:8002)生成AIを外販、オーダーメード対応、中堅に照準
・トヨタ自 (TYO:7203)ダイハツ、「軽」集中、小型車認証をトヨタに移管
・鹿島 (TYO:1812)変化する技術立社、工事の生産プロセス“進化”
・ローソン (TYO:2651)ファミマと、東北で初の共同輸送、「24年問題」対応
・SBテクノロジー (TYO:4726)ベトナム企業に出資、オフショア開発拡大
・丸紅 (TYO:8002)メタバースにファッションモール、新たな生活圏構築
・商船三井 (TYO:9104)アフリカで事業拡大、英社運営ファンドに出資、社会課題解決へ
・双日 (TYO:2768)丸紅と、ジャワで火力発電、浮体式貯蔵設備と一体運営
・川崎重 (TYO:7012)船舶用安全離岸支援システム発売、データ化で効率・安全性高める
・三浦工業 (TYO:6005)医療器具洗浄器を改良、運転時間20%短縮
・住友重機 (TYO:6302)商船三井などと、海事協会の認証取得、鉄鋼壁面走行ロボ
・ローム (TYO:6963)樹脂製光拡散材で封止、赤外線光源、LED並み照射角度
・IIJ (TYO:3774)中国・無錫に営業所、DX支援強化
・NTT (TYO:9432)不採算地域への展開、NTT東西に義務付け、情通審作業部会
・ケル (TYO:6919)米に販社設立、グローバル展開加速
・日立 (TYO:6501)日立システムズ、生成AIで業務改革推進、統括本部新設
・大阪ガス (TYO:9532)インドで都市ガス拡大、AG&Pに360億円出資
・東急不動産HD (TYO:3289)冷凍冷蔵倉庫に本格参入
・東洋製罐GHD (TYO:5901)住友不など3社で、アルミ缶「水平リサイクル」で供給網構築
・中国電力 (TYO:9504)中国電力ネットワーク、車カメラで電柱点検
☆前場のイベントスケジュール
・特になし <ST>
■膠着のなかで決算を手掛かりとした個別対応に
■フジ、24/2営業利益 33.5%増 151億円、25/2予想 2.6%増 155億円
■前場の注目材料:丸紅、生成AIを外販、オーダーメード対応、中堅に照準
■膠着のなかで決算を手掛かりとした個別対応に
9日の日本株市場は、膠着感の強い相場展開になりそうだ。
8日の米国市場は、NYダウが11ドル安、ナスダックは5ポイント高だった。
前週末の3月の米雇用統計後の買いが継続し、上昇して始まった。
ただ、金利の上昇が重荷となったほか、今週発表が予定されている消費者物価指数(CPI)などの重要インフレ指標の発表を控えるなか、結果を見極めたいとする模様眺めムードが強まった。
シカゴ日経225先物は大阪比60円高の39450円。
円相場は1ドル151円70銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まろう。
米国では利下げ期待が後退する格好のなか、米CPIの結果待ちの状況であり、小幅な値動きであった。
ナスダックは続伸とはなったものの、半導体株の一角は軟調であったため、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への反応は限られそうである。
日経平均株価は25日線が心理的な抵抗線として意識されやすく、リバウンド機運は高まらないと考えられ、インデックスに絡んだ商いも限られそうだ。
もっとも、米CPIの発表を控えるなか、売り仕掛け的な売買も入りづらいだろう。
日経平均株価は昨日の自律反発でボリンジャーバンドの-1σを上回ってきた。
同水準での底堅さが意識されるなか、短期的な売り仕掛けの動きに対しては、その後のリバウンド狙いのスタンスに向かわせそうだ。
ただし、決算発表が徐々に本格化するなか、注目された安川電 (TYO:6506)の反応はさえなかった。
買い先行で始まったものの、その後は軟化する格好から、結局は下落に転じていた。
決算内容を見極めたいとするムードも強まりやすく、先回り的な動きは限られるだろう。
とはいえ、先回りがない分、決算を受けて評価する動きが強まる可能性はあるため、決算を手掛かりとした物色に向かいやすいと考えられる。
昨夕決算を発表したところでは、MSコンサル (TYO:6555)、アルファ (TYO:4760)、中本パックス (TYO:7811)、AFC-HD (TYO:2927)、eBASE (TYO:3835)などが注目されそうだ。
■フジ、24/2営業利益 33.5%増 151億円、25/2予想 2.6%増 155億円
フジ (TYO:8278)が発表した2024年2月期業績は、営業収益が前期比2%増の8010.22億円、営業利益は同33.5%増の151.10億円だった。
3日に業績予想を上方修正しており、これに沿った着地である。
統合シナジー効果の創出によるコスト低減効果等に加え、プロセスセンターの活用やデジタル化の推進などによる生産性の向上に取り組んだ。
2025年2月期業績は、営業収益が前期比1.1%増の8100億円、営業利益は同2.6%増の155億円を計画。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(39347.04、+354.96)
・ナスダック総合指数は上昇(16253.96、+5.44)
・1ドル=151.70-80円
・シカゴ日経先物は上昇(39450、大阪比+60)
・SOX指数は上昇(4825.39、+6.26)
・VIX指数は低下(15.19、-0.84)
・米国のインフレ沈静化観測
・丸紅 (TYO:8002)生成AIを外販、オーダーメード対応、中堅に照準
・トヨタ自 (TYO:7203)ダイハツ、「軽」集中、小型車認証をトヨタに移管
・鹿島 (TYO:1812)変化する技術立社、工事の生産プロセス“進化”
・ローソン (TYO:2651)ファミマと、東北で初の共同輸送、「24年問題」対応
・SBテクノロジー (TYO:4726)ベトナム企業に出資、オフショア開発拡大
・丸紅 (TYO:8002)メタバースにファッションモール、新たな生活圏構築
・商船三井 (TYO:9104)アフリカで事業拡大、英社運営ファンドに出資、社会課題解決へ
・双日 (TYO:2768)丸紅と、ジャワで火力発電、浮体式貯蔵設備と一体運営
・川崎重 (TYO:7012)船舶用安全離岸支援システム発売、データ化で効率・安全性高める
・三浦工業 (TYO:6005)医療器具洗浄器を改良、運転時間20%短縮
・住友重機 (TYO:6302)商船三井などと、海事協会の認証取得、鉄鋼壁面走行ロボ
・ローム (TYO:6963)樹脂製光拡散材で封止、赤外線光源、LED並み照射角度
・IIJ (TYO:3774)中国・無錫に営業所、DX支援強化
・NTT (TYO:9432)不採算地域への展開、NTT東西に義務付け、情通審作業部会
・ケル (TYO:6919)米に販社設立、グローバル展開加速
・日立 (TYO:6501)日立システムズ、生成AIで業務改革推進、統括本部新設
・大阪ガス (TYO:9532)インドで都市ガス拡大、AG&Pに360億円出資
・東急不動産HD (TYO:3289)冷凍冷蔵倉庫に本格参入
・東洋製罐GHD (TYO:5901)住友不など3社で、アルミ缶「水平リサイクル」で供給網構築
・中国電力 (TYO:9504)中国電力ネットワーク、車カメラで電柱点検
☆前場のイベントスケジュール
・特になし <ST>