サイバーマンデー特売。最大60%引きInvestingPro特別セールを請求する

後場に注目すべき3つのポイント~売り買い交錯でもみ合う展開

発行済 2024-12-02 12:21
更新済 2024-12-02 12:30
© Reuters.
USD/JPY
-
8035
-
6762
-
*12:21JST 後場に注目すべき3つのポイント~売り買い交錯でもみ合う展開 12月2日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。


・日経平均は小幅反発、売り買い交錯でもみ合う展開
・ドル・円は堅調、150円台に再浮上
・値上がり寄与トップはTDK (TYO:6762)、同2位は東京エレクトロン (TYO:8035)

■日経平均は小幅反発、売り買い交錯でもみ合う展開

日経平均は小幅反発。
11.98円高の38220.01円(出来高概算7億7393万株)で前場の取引を終えている。


先週末11月29日の米国市場のダウ平均は188.59ドル高の44910.65ドル、ナスダックは157.69pt高の19218.17ptで取引を終了。
大統領選挙後、中小企業の信頼感指数が上昇、また、関税策を巡りトランプ次期大統領とカナダ、メキシコ首脳が建設的な対話をしたことが明らかになり懸念が緩和し投資家心理の改善で買われ寄り付き後、上昇。
感謝祭の翌日ブラックフライデーで小売店の割引セールなどに売上が過去最高規模に達するとの楽観的見方や年末商戦に向けた期待も手伝い小売セクター中心に買われ、相場全体を押し上げた。
長期金利の低下を好感し、ハイテクも強く相場は終日堅調に推移、ダウは過去最高値を更新した。


米株市場を横目に、本日の日経平均は前週末比8.92円高の38216.95円と小反発でスタート。
前週末に続き金融株に資金が向かっている他、半導体株などにも自律反発狙いの買いが入ったようだ。
ただ、米国市場は短縮取引だったためインパクトは限られているほか、円高が重荷となっている可能性があり、買い一巡後は売りも広がり日経平均はマイナス圏に転落した。
その後は次第に押し目買いも広がり下げ幅を縮小、プラス圏に浮上して前場の取引を終了した。


個別では、ディスコ (TYO:6146)や東エレク (TYO:8035)などの一部の半導体関連株、三菱UFJ (TYO:8306)や三井住友 (TYO:8316)などの金融株が堅調に推移。
また、トヨタ自動車 (TYO:7203)やホンダ (TYO:7267)、IHI (TYO:7013)、NTT (TYO:9432)、SHIFT (TYO:3697)、関西電力 (TYO:9503)などが上昇となった。
ほか、大規模自社株買い実施の正式発表を受けて買いが向かったサンケン電気 (TYO:6707)が急騰、プラスアルファ (TYO:4071)、ラウンドワン (TYO:4680)、SBIGAM (TYO:4765)などが値上がり率上位となった。


一方、レーザーテック (TYO:6920)、ファーストリテ (TYO:9983)、ソフトバンクG (TYO:9984)、サンリオ (TYO:8136)などが軟調に推移した。
また、資生堂 (TYO:4911)、ソニーグループ (TYO:6758)、三井E&S (TYO:7003),信越化 (TYO:4063)なども下落。
不適切な売上計上の疑義で特別調査委員会を設置したACCESS (TYO:4813)がストップ安売り気配。
ほか、FPパートナー (TYO:7388)、ラクーンホールディングス (TYO:3031)、帝国通信工業 (TYO:6763)などが値下がり率上位となった。


業種別では、銀行業、保険業、証券・商品先物取引業が上昇した一方で、小売業、陸運業、精密機器などが下落した。


後場の日経平均株価は、上値の重い展開が続きそうだ。
日銀が12月の金融政策決定会合で追加利上げに踏み切るとの見方が強まるなか円高ドル安傾向が続いており、引き続き上値を重くしている。
ただ、日経平均は寄与度が大きいファーストリテの下げが影響しており、東証株価指数(TOPIX)は前場はプラス圏で推移した。
一部の半導体株や金融株などには物色が続きそうで、プラス圏での推移を想定しておきたい。


■ドル・円は堅調、150円台に再浮上

2日午前の東京市場でドル・円は堅調地合いとなり、149円半ばから1円超強含んだ。
米10年債利回りの上昇を受け、値ごろ感からドル買いが先行。
主要通貨は対ドルで弱含み、ユーロ・ドルは大きく下げた。
日本株の下げ渋りで、円買いは一服した。


ここまでの取引レンジは、ドル・円は149円50銭から150円68銭、ユーロ・円は157円97銭から158円59銭、ユーロ・ドルは1.0520ドルから1.0570ドル。


■後場のチェック銘柄

・グロービング (TYO:277A)、Terra Drone (TYO:278A)など、7銘柄がストップ高

※一時ストップ高(気配値)を含みます

・値上がり寄与トップはTDK (TYO:6762)、同2位は東京エレクトロン (TYO:8035)

■経済指標・要人発言

【経済指標】

・日・7-9月期法人企業統計調査・全産業設備:前年比+8.1%(予想:+7.0%、4-6月期:+7.4%)
・中・11月財新製造業PMI:51.5(予想:50.6、10月:50.3)

【要人発言】

・シュレーゲル・スイス国立銀行総裁
「ドイツが風邪をひくと、スイスはインフルエンザにかかる」


特になし

<CS>

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます