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ティア Research Memo(10):最大市場となる東京で、年間2〜3店舗ペースの出店も視野

発行済 2016-06-09 16:28
更新済 2016-06-09 16:33
ティア Research Memo(10):最大市場となる東京で、年間2〜3店舗ペースの出店も視野
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■ティア (T:2485)の今後の見通し (2)東京都に初進出 2012年9月より進出した関東圏において、今期は最大市場となる東京都内に初の店舗を出店する計画となっている。
都内に関しては、従来も貸しホールを借りて葬儀を請け負うなど無店舗での展開を進めてきたが、本格的な需要掘り起こしを図るため、新たな出店モデルとしてビルイン型ショップ(テナント出店)の出店形態で、「葬儀相談サロン」として多店舗展開を進めていく予定だ。
都内には火葬場併設式場が多数あるため、自社ホールがなくても葬儀施行が十分可能であるほか、テナント出店であれば初期投資や固定費負担が少なく済むため、早期収益化が図れるといったメリットがあるためだ。
また、店舗を出店することで同社が今まで行ってきた地域に根付いた地道な営業活動が可能となり、葬儀件数の拡大が期待できると見ている。
葬儀平均単価は埼玉県の直営店と同水準となる約80万円を想定している。
半年ほど営業活動を行い、手応えが良ければ来期以降、出店ペースを年間2~3店舗ペースに加速していくことも視野に入れている。
このため、今後は人財育成がどの程度進むかが出店ペースの鍵を握ることになる。
既存店舗では支配人1人、セレモニーディレクター1人の2人体制が基本人員となっているが、葬儀サロンでは支配人1人で複数店舗を管轄できるような体制に変えていくことで、多店舗化を進めていく予定だ。
最大市場となる東京での本格進出となるだけに、今後の動向が注目される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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