[東京 23日 ロイター] - 日経平均 .N225 終値 20683.95 +90.28 寄り付き 20693.57 安値/高値 20648.76─20708.23
TOPIX .TOPX 終値 1664.88 +9.51 寄り付き 1662.51 安値/高値 1658.53─1665.72
東証出来高(万株) 184087 東証売買代金(億円) 22069.08
東京株式市場で日経平均は反発。大幅安となった前日からのリバウンドに加え、外為市場 でのドル安/円高一服感などを背景に主力株を中心に買い戻しの動きが広がった。好業績 銘柄への物色は見られたが、全体市場を押し上げるほどではなく、日経平均は2万060 0円台後半でもみ合った。
東証1部の出来高は18億4087万株と、6月15日以来1カ月超ぶりの低水準と なった。4─6月期の国内企業決算の発表本格化を前に積極的には手掛けにくいという。 上海や香港などアジア株が総じて堅調に推移し、日本株を支援した一方、利益確定売りな どが上値を押さえ、指数はこう着感を強めた。
市場では「足元の日本株はすでに好業績を織り込んだ水準にあるため、一段の上値は 難しい。半面、内需系への物色が続いており、日経平均は2万0500円近辺でもみ合い そう」(いちよしアセットマネジメント執行役員の秋野充成氏)との声があった。
個別銘柄では、日本電産 6594.T が年初来高値を更新。22日発表した2015年4 ―6月期の連結業績が堅調な内容となったことに加え、スマートフォンなどに向けた触覚 機器の拡販への期待感も広がった。
半面、東芝 6502.T が続落。同社の不適切会計問題による株価急落で損失を被ったと して、米国の投資家らが東芝を提訴したと複数のメディアが報じたことを嫌気した。損害 賠償を求め大規模な集団訴訟に発展する可能性もあることが警戒されている。
東証1部騰落数は、値上がり1259銘柄に対し、値下がりが520銘柄、変わらず が113銘柄だった。
(杉山容俊)