[アテネ 25日 ロイター] - ギリシャで25日、ギリシャ議会(一院制・定数300)の選挙が行われ、即日開票された。ミツォタキス前首相が率いる中道右派の与党「新民主主義党(ND)」が過半数を獲得し、ミツォタキス氏の続投が確実となった。
内務省の集計によると、大半の票が開票された時点でNDの得票率は40.5%で、158議席を確保した。
一方、債務危機時の2015年選挙で勝利したチプラス元首相の急進左派連合(SYRIZA)の得票率は、NDを20ポイント超下回り、30議席以上を失った。
ミツォタキス氏はアテネで支持者を前に「今回獲得した支持により、人々の希望に応えるための責務がいっそう大きくなる。国に奉仕する義務を一段と感じている」と述べた。
ギリシャでは5週間前にも議会選が行われたが、制度の変更により単独過半数を取る政党がなく、再選挙となった。今回の再選挙では最多得票した党が得票率に応じて「ボーナス議席」を獲得できる制度が採用された。