【ブラジル】ボベスパ指数 98040.06 -0.74%14日のブラジル市場は反落。
主要指標のボベスパ指数は前日比733.64ポイント安(-0.74%)の98040.06で取引を終えた。
98980.83から97600.83まで下落した。
中盤にプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。
弱い経済指標が嫌気された。
4月の経済活動指数は前月比で0.47%低下し、前月の低下率0.30%(改定値)を下回った。
外部環境では、米中通商問題への懸念が高まっていることが引き続き警戒材料となった。
【ロシア】MICEX指数 2739.28 -0.69%14日のロシア株式市場は6日ぶりに反落。
主要指標のMOEX指数は前日比19.08ポイント安(-0.69%)の2739.28で取引を終了した。
2772.06から2738.62まで下落した。
プラス圏で推移した後は売りに押され、引けにかけて下げ幅をじりじりと拡大させた。
連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。
また、米中通商問題への懸念が高まっていることも、世界景気の減速懸念を一段と強めた。
一方、ロシア中央銀行が利下げに踏み切ったが、相場を支えるには力不足だった。
なお、中銀はこの日、政策金利を0.25%引き下げ7.50%とする方針を示した。
【インド】SENSEX指数 39452.07 -0.73%14日のインドSENSEX指数は弱含み。
前日比289.29ポイント安(-0.73%)の39452.07、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同90.75ポイント安(-0.76%)の11823.30で取引を終えた。
買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジで推移した。
2019年度の財政収入は減少するとの予想が財政支出の縮小懸念を強めた。
なお、政府は19年度の財政赤字目標を同年度国内総生産(GDP)の3.4%以内に抑える計画だ。
また、統計局が発表したGDPなどの経済指標に対する懐疑的な見方が広がっていることも、景気減速懸念を高めた。
【中国本土】上海総合指数 2881.97 -0.99%14日の上海総合指数は値下がり。
主要指標の上海総合指数は、前日比28.77ポイント安(-0.99%)の2881.97ポイントと反落した。
米中貿易問題の不透明感が意識される流れ。
米ホワイトハウスの報道官は13日、「20カ国・地域(G20)首脳会合(大阪サミット)の開催に合わせ、トランプ大統領と習近平国家主席は6月末に会談する」との見通しを示したものの、詳細は明らかにされていない。
クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は、「会談が実現しない場合、(中国は)重大な結果に直面する可能性がある」と発言している。