(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 5407.82(‐31.37)
前営業日終値 5439.19(+11.04)
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クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 6117.89(‐37.15)
前営業日終値 6155.04(+20.42)
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CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3643.81(‐40.92)
前営業日終値 3684.73(+12.53)
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<ロンドン株式市場> 8営業日ぶりに反落。最高経営責任者(CEO)の交代を発表
したバークレイズ
懸念が鉱山株を圧迫した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は31.37ポイント(0.58%)安の
5407.82。過去7営業日で6.5%上昇していた。この日の出来高は90日平均の
63%だった。
バークレイズは2.7%安。投資銀行部門責任者のボブ・ダイヤモンド氏を新CEOに
任命した。あるトレーダーによると、同行が今後投資銀行色を強めるかどうかが焦点とな
る。
鉱山セクター<.FTNMX1770>も軟調。トレーダーによると、豪労働党政権が緑の党や独立
系議員の支持を獲得し、ギラード首相の続投が決まったことを受け、税率30%の資源税
が導入される可能性が高まった。
エンジニアリング会社のインベンシス
社が買収対象となる可能性が報じられたと指摘した。
<欧州株式市場> 反落。銀行セクターの健全性や新自己資本規制に伴う影響への懸念
が強まり、銀行株の売りが優勢となった。また、オーストラリア資源税導入をめぐる懸念
が再燃し、鉱山株も値下がりした。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は4.01ポイント(0.38%)安
の1061.79。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は26.44ポイント(0.96%)安
の2727.16。
欧州ストレステスト(健全性審査)をめぐる米ウォールストリート・ジャーナル(WS
J)の報道が、銀行株を圧迫した。
WSJ電子版は、最近実施された欧州ストレステストで、一部銀行はソブリン債の保有
高を実態よりも少なく申告していたと報じた。
ソシエテ・ジェネラル
─3.9%安。
また、ドイツの週刊紙ツァイト電子版は6日、バーゼル銀行監督委員会の草案の内容と
して、新たな銀行の自己資本規制「バーゼルIII」で、世界の銀行は9%の中核的自己資
本(Tier1)比率を義務付けられる可能性があると報じた。Tier1の9%には、
3%の資本保全バッファーが含まれる。
クロース・ブラザーズ・シンドラー銀行の取引主任、オリバー・ロス氏は「これら新た
な改革がどのように銀行セクターに影響するは不明で、そのため市場は非常に神経質とな
っている」と指摘した。
バークレイズ
氏を、新最高経営責任者(CEO)に任命した。
鉱山株ではエクストラータ<.XTA.L>、BHPビリトン
<.RIO.L>が1.4─1.8%安。オーストラリアでギラード首相の続投が決まり、資源税
の導入計画が進む可能性が高まった。
7月のドイツ鉱工業受注指数が前月比2.2%低下と、2009年2月以来の大幅な低
下となったことも、懸念を誘った。市場予想は0.5%の上昇だった。
[東京 8日 ロイター]