こんにちは、フィスコリサーチレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。
今回は原油価格について、松永さんにお話を伺いました。
『昨夜(9/13)のNY原油市場は、国際エネルギー機関(IEA)の月報やNYダウの下落に圧迫されて下落しました』
原油価格が下げていると気にかかりますが、今後の値動きについては、
『IEAが昨夜発表した月報では、「中国やインドなどの新興国の景気減速を背景に、石油の供給過剰は少なくとも来年前半まで続く」との見通しで、原油安が長期化する可能性を示しました。
また、サウジアラビアなどの産油国が増産を続けていることに対して、「こうした状態が今後数カ月のうちに急変することは考えづらい」と指摘しております』とおっしゃっています。
日本時間9/14朝に発表されたAPI週間石油在庫統計は、ディスティレートの在庫増加が目立っているとのこと。
『NY原油が43~48ドル付近での上下動を1カ月ほど続けており、今月26~28日の増産凍結協議を前にして様子見気分が広がっているように感じられます』とのことでした。
お話を伺うと当分NY原油はボックス相場なのかなと感じました。
とはいえ9月20、21日に開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)を通過してダウが動くと、原油価格も動くかもしれませんね。
ダウの動きとともに、原油価格も引き続きチェックしていきましょう。
上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の9月14日付け「原油市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコリサーチレポーター 三井智映子