1320GMT 29日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
30日終値 前営業日終値
株 FT100 5397.86(‐39.75) 5437.61
クセトラDAX 5957.43(‐54.12) 6011.55
金 現物午後値決め 1087.50 1106.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(3月限) 99.230 (+0.005) 0.341(0.344)
独連邦債2年物 1.360(1.324)
独連邦債10年物(3月限) 121.22 (‐0.27) 3.388(3.366)
独連邦債30年物 4.108(4.090)
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<為替> ドルが全面高となり、対円で9月下旬以来の高値をつけた。閑散取引となる
なか年末の資金移動や米経済の回復見通しなどを背景にドルが買われている。
スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が日本の信用格付けについて、政策措置を
通じて巨額の債務を安定させ、いずれ段階的に軽減することができなければ、「AA」か
ら引き下げる可能性があるとの考えを示したことも円を圧迫している。
<株式> ロンドン株式市場は6営業日ぶりに反落。エネルギー株の売りが膨らんだ。
前日には2008年9月のリーマン・ブラザーズ経営破たん以前の水準を回復していた
FT100種総合株価指数<.FTSE>だが、この日は39.75ポイント(0.73%)安
の5397.86で引けた。出来高は90日平均の約33%にとどまった。
ETXキャピタルのスプレッドベッティング・セールス部門代表マーク・フォールズ氏
は「新年待ちとなっている。若干の利食い売りが出ているかもしれないが、全般的にはあ
まり動きが見られない」と述べた。
原油価格が79ドルを割り込んだことを受け、エネルギー株が圧迫された。BGグルー
プ
鉱山株は前日上昇していたが、この日は金属相場がまちまちとなるなか下落に転じた。
フレスニロ
金融株も安い。米自動車・住宅金融のGMACが近く政府から約35億ドルの追加公的
資金を受け取る見通しとのウォールストリート・ジャーナル紙(WSJ)の報道が圧迫し
た。
バークレイズ
イヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
ープ
欧州株式市場は、薄商いのなかFTSEユーロファースト300種指数が7営業日ぶり
に反落した。銀行・医薬品株の下げが目立った。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は3.65ポイント(0.35%)安
の1043.24。出来高は90日平均の約38%にとどまった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は25.84ポイント(0.86%)安
の2966.24。
銀行株では、バークレイズ
バンコ・サンタンデール
フォルティス・インベストメンツの投資スペシャリストJoost van Leenders氏は「来年
初頭については慎重ながら楽観視している。市場は景気回復を織り込み済みだが、企業業
績の伸びが相場を若干支援する可能性がある。現時点では市場が過大評価されていると思
わない」 と述べた。
FTSEユーロファースト300種指数は年初以降25%上昇しており、年間で
1999年以来最大の上げとなる勢い。
このところ上昇していた商品(コモディティ)株も売りが優勢となった。BP
ロイヤル・ダッチ・シェル
1.4%安。
鉱山株では、BHPビリトン
リカン
医薬品も売られた。グラクソ・スミスクライン
ュ
31日はドイツ市場が休場、ロンドン・パリは短縮取引となる。通常の取引再開は1月
4日。
<ユーロ圏債券> 国債価格が下落。米経済指標を受けて市場で景気回復期待が広がり、
10年債利回りは約3カ月ぶりの水準に上昇した。
先物は年内最後の取引となるなか、約7週間ぶりの安値で引けた。31日と1月1日の
取引はお休みで、4日に再開される。
12月の米シカゴ購買部協会景気指数は、雇用の大幅な改善と新規受注の増加を背景に
前月の56.1から60.0に改善、2006年1月以来約4年ぶりの高水準となった。
この日行われたイタリア国債入札も相場を圧迫したという。
カリヨンの金利ストラテジスト、デービッド・キーブル氏は、今年3月以降、株式が選
好される一方、国債には売り圧力がかかっており、そうした状況は来年も継続する見通し
と指摘した。
1620GMT時点で、独連邦債先物3月限
121.19と、年後半を通じての取引レンジの下限近くとなった。出来高は12月初め
にみられた水準の3分の1程度にとどまった。
独連邦債10年物
3.4%。一時、3.411%と9月23日以来の高水準をつけた。
独連邦債2年物
[東京 31日 ロイター]