(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値 12188.69(+145.13)
前営業日終値 12043.56(+108.98)
ナスダック総合<.IXIC>
終値 2729.31(+41.03)
前営業日終値 2688.28(+35.39)
S&P総合500種<.SPX>
終値 1296.67(+16.57)
前営業日終値 1280.10(+11.65)
-------------------------------------------------------------------------------
[ニューヨーク 28日 ロイター] 28日の米国株式相場は続伸。ギリシャ債務危
機への対処をめぐる楽観的な見方が相場を支援した。ただ、警戒感は根強く、出来高は低
水準にとどまった。
ギリシャでは緊縮財政計画に関する採決が29─30日に予定されている。
欧州の銀行や保険会社によるギリシャ国債ロールオーバーへの自発的関与をめぐる協議
で進展が伝えられたことも地合いを支えた。
ダウ工業株30種<.DJI>は145.13ドル(1.21%)高の1万2188.69ド
ル。
ナスダック総合指数<.IXIC>は41.03ポイント(1.53%)高の2729.31。
S&P総合500種<.SPX>は16.57ポイント(1.29%)高の1296.67。
S&P500は4月以来約7%下落しており、値ごろ感から商品株やハイテク株を中心
に買いが入った。四半期末と7月の決算シーズンを前にエクスポージャーを拡大する動き
が広がった。
ただ、ここ数日の株価上昇にもかかわらず、米株式投資家の不安心理の度合いを示すシ
カゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX指数)
<.VIX>の低下は小幅にとどまり、市場の警戒感を浮き彫りにしている。
こうした警戒感から出来高も低水準となり、ニューヨーク証券取引所、アメリカン証券
取引所、ナスダックの3市場の出来高は59億1000万株と平均を下回った。
エネルギーや小売り、素材など景気変動に比較的敏感で、年初来相場をアンダーパフォ
ームしているセクターが買われ、S&Pエネルギー株指数<.GSPE>は約2.7%上昇。ハ
リバートン
ナイキ
受注状況も今後の需要の強さを示唆する内容となった。