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東京外為市場・15時=ドル90円付近、戻り一服で上値期待は乏しい

発行済 2009-10-13 16:08
EUR/JPY
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       ドル/円   ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 89.92/98  1.4788/92  132.96/02

正午現在   89.74/76  1.4778/81  132.61/67

午前9時現在 89.69/73  1.4790/93  132.64/70

LDN15時現在89.73/77  1.4807/11  132.90/99

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 [東京 13日 ロイター] 午後3時現在のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5

時時点より小幅高の89円後半。前日海外市場で2週間ぶり高値をつけたあとは戻り一服

となり、89円後半でもみあったあと午後3時前に実需の買いで90円台に乗せる場面も

みられた。ただ、対豪ドルや対アジア通貨でドル売りの流れが続くなかでは短期的なドル

/円の上値は90円半ばまでとみる声が多い。

 ドル/円は前週末からのショートカバーに乗って、日本が連休中だった12日の海外市

場で2週間ぶり高値となる90.47円まで上昇した。米長期金利が米国市場連休前に

3.39%台まで急上昇したことも支援材料になったという。

 しかし、東京市場に入ると上げ一服。クロス円がしっかりだったことで底堅く推移した

が、一方で上値も限定的で、ほぼ89円後半でのレンジ取引にとどまった。しかし、3時

前に実需の買いが入ったことをきっかけにドル/円は90.13円まで上値を伸ばした。

「90円割れの水準で、石油会社の買いが入ったようだ。上期は原油価格が安かったこと

から目立たなかったが、原油上昇に伴ってこのところ石油会社の買いが出てきている」(

国内金融機関)との声が聞かれた。

 しかし、上値期待は乏しい。「商いの薄い前日海外市場でも90.47円までしか上が

らなかったことを考えると、上は90円半ばまでだろう」(国内金融機関)という。

 一方で、ドル売りの受け皿になったのが豪ドル。朝方に0.9096ドルまで上昇して

1年4カ月ぶり高値を更新した。その後、0.9059ドルまで調整したが、間もなく戻

り歩調となっており「豪ドル買いのトレンドは変わらない」(大手銀行)という。

 豪ドル買い/ドル売りの一因はリスク許容度の高まりで、市場では決算発表シーズンを

迎えた米国企業の業績への期待が強い。きょうはインテルの決算が注目されてお

り、トムソン・ロイターI/B/E/Sによると、インテルの第3・四半期の純利益は1

株当たり27セントの予想。前年同期(35セントの黒字)からは減益になるが、第2・

四半期純利益(0.07ドルの赤字)からは改善する見通し。

 インテル業績の好調さが確認されれば「株価の上昇を通じてリスク許容度が上がり、豪

ドルなど資源国通貨の買いにつながる」(外銀)との声が聞かれる。

 また、ドル売りは対アジア通貨でも活発で、アジア通貨が上昇している。これを受けて

きょうはフィリピン中銀がペソ高抑制のため1ドル46.50ペソ付近で為替介入を行っ

た。前週には韓国通貨当局もウォン高に歯止めをかけようとドル売り介入を繰り返してお

り、アジア通貨高に伴って通貨当局に介入の動きが広がっている。「ドル全面安のなかで

豪ドルなど資源国・高金利通貨のほかアジアなど新興国通貨にも買いが広がっている。

アジア新興国は輸出依存度が高いケースが多く、介入せざるを得ないのだろう」(みずほ

証券金融市場グループ外債トレーディング部アネージャー、鈴木健吾氏)という。

 「内需に期待できるインドはともかく、韓国やフィリピンなどは輸出依存度が強い。介

入のインパクトは限られるとみられ、アジア通貨が上がればアジア新興国の輸出が縮小す

る危険もはらんでいる。しかし、今は危険を飲み込んでドル売りの流れが広がっている」

(国内金融機関)との声が上がっている。

 

 

(ロイター日本語ニュース 松平陽子)

※( ロイターメッセージング:yoko.matsudaira.reuters.com@reuters.net 

E-mail:yoko.matsudaira@thomsonreuters.com; 03-6441-1795)

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