UPDATE1: 米国株式市場＝反発、デル<DELL.O>の好決算や買収案件が支援

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（カッコ内は前営業日比）

ダウ工業株３０種（ドル）<.DJI>

　　　　　終値　　　　　　　　　12288.17（＋61.53）

　　　前営業日終値　　 　12226.64（‐41.55）

ナスダック総合<.IXIC>

　　　　　終値　　　　　　　　　2825.56（＋21.21）

　　　前営業日終値　　 　2804.35（‐12.83）

Ｓ＆Ｐ総合５００種<.SPX>

　　　　　終値　　　　　　　　　1336.32（＋8.31）

　　　前営業日終値　　 　1328.01（‐4.31）

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　［ニューヨーク　１６日　ロイター］　１６日の米国株式市場は反発。Ｓ＆Ｐ総合５０

０種の終値が１３３６を超え、２年前の２倍の水準に達した。

　デルが前日発表した好決算や、仏サノフィ・アベンティスと米ジェ

ンザイムの買収合意など企業のＭ＆Ａ（合併・買収）案件が相場を支援した。

　イスラエルとイランの間の緊張をめぐる懸念が一時相場を圧迫したものの、主要指数は

徐々に値を戻してこの日の高値付近で取引を終えた。

　スタイフェル・ニコラウスのマネジングディレクター、エンジェル・マータ氏は「抑制

された需要がたまっているようだ。市場は一見ネガティブな材料もすぐに払いのけている」

と述べた。

　ダウ工業株３０種<.DJI>は６１．５３ドル（０．５０％）高の１万２２８８．１７ドル。

　ナスダック総合指数<.IXIC>は２１．２１ポイント（０．７６％）高の２８２５．５６。

　Ｓ＆Ｐ総合５００種<.SPX>は８．３１ポイント（０．６３％）高の１３３６．３２。

　Ｓ＆Ｐ５００は、２００９年３月上旬につけたザラ場安値の２倍を上回る水準で終了。

終値ベースでは、０９年３月９日の水準から９６％上昇したことになる。

　デルが１１．９％急伸。同社が１５日に発表した１１─１月期決算は、利益と粗利益率

が市場予想を大きく上回った。ヒューレット・パッカード（ＨＰ）も２．１％高。

　石油関連や素材株が引き続き買われ、Ｓ＆Ｐエネルギー株指数<.GSPE>は１．３％、Ｓ

＆Ｐ素材株指数<.GSPM>は１．２％、それぞれ上昇。石油サービスのハリバートン

は４．３％急伸し、０８年７月以来の高値で取引を終えた。

　イスラエルの当局者が１６日、イランの軍艦２隻がスエズ運河を通過してシリアに向か

う予定だと明らかにし、北海ブレント先物が上昇したことも、エネルギー株の支

援材料となった。

　ジェンザイムは１．１％高。仏サノフィ・アベンティスが同社の買収で合意したことを

好感した。

　その他のＭ＆Ａ関連では、ディスカウント店のファミリー・ダラー・ストアズ

が２１．１％急伸。米著名投資家ネルソン・ペルツ氏が率いるトライアン・グループは、

同社に１株当たり５５―６０ドルの現金による買収案を提示した。