(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 5133.90(‐25.82)
前営業日終値 5159.72(‐5.98)
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クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 5675.16(‐38.36)
前営業日終値 5713.52(‐22.79)
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CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3795.41(‐18.69)
前営業日終値 3814.10(‐10.90)
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<ロンドン株式市場> 続落。さえない米シカゴ購買部景気指数が相場を圧迫した。株
価指数が四半期ベースで1984年の導入以来の好成績となるなか、利食い売りに押され、
資源や金融などの銘柄が軟調となった。
FT100種総合株価指数<.FTSE>の今年7─9月期の値上がり率は20.8%だった。
一方、リーマン・ブラザーズが破たんした約1年前の水準と比較すると、依然5.2%下
回っている。
この日発表された9月の米シカゴ購買部景気指数は、事前予想で50を上回り景気拡大
への回復が見込まれていたが、結果は46.1で、投資家の失望を誘った。
ウィリアムズ・ド・ブロエの調査部長、ジム・ウッド・スミス氏は「これまでの相場上
昇を考えれば、期末を迎えて多少のお化粧買いの動きが見られるのは当然。とりわけ金融
・鉱山関連が四半期中、好調だった」と述べた。
エネルギー株では、BP
鉱山株では、アングロ・アメリカン
金融株では、HSBC
が1.1%安。一方、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
タンダード・チャータード
りした。
<欧州株式市場> 下落。米シカゴ地区購買部協会がまとめた9月の景気指数(PMI)
が予想外に悪化したことが背景となった。ただ、FTSEユーロファースト300種指
数<.FTEU3>は四半期ベースでほぼ10年ぶりの大幅な上げを示した。
同指数は4.69ポイント(0.47%)安の997.56。この日は銀行・石油株が
売られ、指数を押し下げた。
7─9月期には17.3%と、四半期としては1999年12月以来の大幅な上げとな
った。前四半期は16%近く上昇していた。2007年半ばのピーク時からは依然、39
%安となっている。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は19.81ポイント(0.68%)安
の2872.63。
9月の米シカゴ地区PMIは前月の50.0から46.1に悪化。市場予想は52.0
だった。
これが銀行株を圧迫。BNPパリバ
UBS
ラル
モルガン・スタンレーの欧州株式ストラテジスト、ロナン・カー氏は「過去1─2週間
はかなり買われ過ぎだったので、短期的には若干地合いの弱さがある」と指摘。その上で
「6─9カ月の見通しでは若干ながら一段高が見込まれる。成長の回復が続く半面、金融
・財政政策は非常に緩和的にとどまるとみている。これは株式にとっては好ましい」と述
べた。
まだら模様の景気回復をめぐる懸念を背景に石油株も安い。BP
ッチ・シェル
一方、保険のリーガル&ジェネラル
の憶測が根強い。イタリアの同業ジェネラーリ
とし、報道や市場の思惑を否定した。
アヴィヴァ
INGグループ
[東京 1日 ロイター]