UPDATE1: 米国株式市場＝続伸、ＡＩＧ<AIG.N>のアジア生保部門売却など好感

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（カッコ内は前営業日比）

ダウ工業株３０種（ドル）<.DJI>

　　　　　終値　　　　　　　　　10403.79（＋78.53）

　　　前営業日終値　　 　10325.26（＋4.23）

ナスダック総合<.IXIC>

　　　　　終値　　　　　　　　　2273.57（＋35.31）

　　　前営業日終値　　 　2238.26（＋4.04）

Ｓ＆Ｐ総合５００種<.SPX>

　　　　　終値　　　　　　　　　1115.71（＋11.22）

　　　前営業日終値　　 　1104.49（＋1.55）

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　［ニューヨーク　１日　ロイター］　１日の米株式相場は続伸。英保険プルーデンシャ

ルが米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ（ＡＩＧ）か

らアジアの生保部門を取得すると発表したことを好感した。

　また、サンディスクが前週、売り上げ見通しを引き上げたことで半導体関連株

が上昇した。

　債務問題を抱えるギリシャが、欧州連合（ＥＵ）加盟国から支援を受ける可能性が出て

きたことも支援材料となった。

　ダウ工業株３０種<.DJI>は７８．５３ドル（０．７６％）高の１万０４０３．７９ドル。

　ナスダック総合指数<.IXIC>は３５．３１ポイント（１．５８％）高の２２７３．５７。

　Ｓ＆Ｐ総合５００種<.SPX>は１１．２２ポイント（１．０２％）高の１１１５．７１。

　ＡＩＧは４．４％急伸。英プルーデンシャルは、ＡＩＧからアジアの生命保険部門アメ

リカン・インターナショナル・アシュアランス（ＡＩＡ）を３５５億ドルで取得すること

で合意した。

　ウェルズ・ファーゴ・アドバイザーズのシニア株式市場ストラテジストは「市場は常に

Ｍ＆Ａ（合併・買収）活動を好感する。なぜなら、企業が市場で価値を見出していること

を意味しているからだ」と指摘した。

　サンディスクは１１．９％の大幅高となった。同社は前週、第１・四半期の売上高見通

しを引き上げ、半導体セクターの今後数年について強気な見通しを示した。フィラデルフ

ィア半導体株指数<.SOXX>は３．１％上伸。

　前週はさえない経済指標が相次いだが、この日は経済面でもポジティブな兆候が幾分示

された。１月の米消費支出は前月比０．５％増加し、市場予想の０．４％増を若干上回っ

た。また、米供給管理協会（ＩＳＭ）が発表した２月の製造業景気指数は５６．５と前月

の５８．４から低下したものの、７カ月連続で景気判断の分かれ目となる５０を上回った。

　ギリシャがＥＵ政府と何らかの緊急支援に関し、合意に近づいている可能性を示す兆候

があることも相場を支援した。ギリシャ・ナショナル銀行の米市場上場株

は２．３％上昇した。

　バイオテクノロジー機器製造のミリポアは１１．１％急伸。独医薬品・化学大

手メルクが、現金約６０億ドルで、ミリポアを買収することで合意したことが

好感された。

　バイオテクノロジー株指数<.BTK>は５．７％高。ＯＳＩファーマシューティカルズ

が５１．９％の大幅高となり、同指数を押し上げた。

　ＯＳＩ株は、アステラス製薬<4503.T>が、ＯＳＩに対し、３５億ドル規模の非友好的株

式公開買い付けを行う方針を明らかにしたことを受けて急伸した。

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