サイバーマンデー特売。最大60%引きInvestingPro特別セールを請求する

UPDATE1: 東京株式市場・大引け=小反発、インテル<INTC.O>の好決算でも伸び悩み

発行済 2010-04-14 16:32

日経平均<.N225> 日経平均先物6月限<0#2JNI:> 

終値 11204.9 +43.67 終値 11210 +60

寄り付き 11213.46 寄り付き 11240

安値/高値 11161.01─11270.2 安値/高値 11160─11280

出来高(万株) 233718 出来高(単位) 65165

--------------------------------------------------------------------------------

 [東京 14日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は小反発。為替相場の落ち着き

や、市場予想を上回る米半導体大手インテルの決算を好感し、ハイテク株などが

買い戻された。欧州勢による主力株への買いが観測されたほか、個人の押し目買いもあっ

たという。マンション市場の回復で不動産株も堅調。ただ短期的な過熱感が残っているう

え、アジア諸国の金融引き締めへの警戒感もあって、買い一巡後は戻り売りで徐々に伸び

悩んだ。

 東証1部騰落数は値上がり829銘柄に対して値下がり675銘柄、変わらずが

165銘柄。東証1部売買代金は1兆6619億円だった。

 

 注目の米インテル決算は、第1・四半期の売上高や一株利益だけでなく第2・四半期の

売上高や粗利益率の予想も市場予想を上回り、ほぼ申し分ない内容であった。東京市場で

は、為替の落ち着きもあって、東京エレクトロン<8035.T>やアドバンテスト<6857.T>のほ

か、エルピーダメモリ<6665.T>など半導体関連株が上昇した。欧州系やアジア系の買いが

みられたという。

 ただ市場からは物足りない反応だとの声も聞こえてくる。「インテルの決算がこれだけ

いいにもかかわらず日経平均は43円高。日本株のウエートを高めたいという海外勢は多

いが、上値を追う買いには迷いがあるようだ」(大手証券トレーダー)という。

 その理由のひとつは好決算をあらかじめ株価に織り込んでいたためだ。インテルの

第1・四半期決算は市場コンセンサスを上回る内容となったが、関連株のひとつであるイ

ビデン<4062.T>は軟調だった前日の市場でも先行して買われていた。「騰落レシオなどは

やや下がったが、短期テクニカル的には依然として過熱感を示しているほか、日米ともに

本格的な企業決算発表はこれからという状況では、投資家の多くは上値を追いにくい」と

東洋証券・情報部長の大塚竜太氏は述べる。

 

 鳩山内閣の支持率が低下していることも、海外投資家の手を引かせているとの指摘もあ

った。「普天間問題などで迷走する鳩山内閣が5月に退陣となれば、国内企業決算もそろ

うタイミングであり、国内機関投資家も動きやすい時期となる。海外勢は現時点で無理に

動かなくてもいいと考えているようだ」(前出の株式トレーダー)という。

 

 またアジアの金融引き締め懸念が強まっていることも上値を押さえている。シンガポー

ル金融管理局(MAS)が14日、政策上の為替相場レンジの中心値を現在のシンガポー

ルドル名目実効レート(NEER)に変更、為替政策を引き締める方針を明らかにした。

市場には驚きの声もあり、「中国の金融引き締め懸念を想起させ、人民元高にともなう円

高警戒感も強めている」(国内証券ストラテジスト)いう。

 市場では「出遅れた投資家の押し目買い需要が強く、戻り売りをこなして全般に底堅さ

を維持している。ただ米企業決算や人民元の動向を占う上で中国の経済指標も見極める必

要があり、積極的には買い上がりにくい」(準大手証券トレーダー)との声が出ていた。

 材料出尽くしで調整か、潤沢な流動性を背景に一段高を目指すか、分岐点にある日本株

の焦点は、インテルから15日の第1・四半期中国GDPなど「第2ラウンド」に移った。

 

 (ロイター日本語ニュース 伊賀 大記記者)

(daiki.iga@thomsonreuters.com;03-6441-1785;ロイターメッセージング:

daiki.iga.reuters.com@reuters.net)

 ※記事中の企業の関連情報は、各コードをダブルクリックしてご覧ください。

    

 *東証の空売りに関する情報は以下のURLをダブルクリックしてご覧ください。

http://www.tse.or.jp/market/data/karauri/index-market.html

http://www.tse.or.jp/market/juran/karauri/index.html

  株式関連指標の索引ページ(日本語表示)

  株式関連指標の索引ページ(英語表示)

 <.AV.T> 東証第1部出来高上位30傑

  <.AM.T> 東証第1部売買代金上位30傑

 <.PG.T> 東証第1部値上がり率上位30傑

 <.PL.T> 東証第1部値下がり率上位30傑

 <.NG.T> 東証第1部値上がり幅上位30傑

 <.NL.T> 東証第1部値下がり幅上位30傑

 <.AV.Q> ジャスダック出来高上位30傑

 <.AM.Q> ジャスダック売買代金上位30傑

 <.PG.Q> ジャスダック値上がり率上位30傑

 <.PL.Q> ジャスダック値下がり率上位30傑

 <.NG.Q> ジャスダック値上がり幅上位30傑

 <.NL.Q> ジャスダック値下がり幅上位30傑

 <.N225> 日経平均株価

 <.TOPX> TOPIX(東証株価指数)

  <.TOPXC> TOPIX CORE30

 <.NOTC> 日経ジャスダック平均株価   <.MTHR> 東証マザーズ指数

 

  <0#JNI:> 日経225先物

  <0#SSI:> SGX日経225先物

  <0#JTI:> TOPIX先物

  <0#JNI*.OS> 日経225オプション

 

          東証・大証株券オプションのメニューページ

東証株券オプションの個別メニューページ

大証株券オプションの個別メニューページ

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます