ドル／円
正午現在 ９３．７９／８０ １．３３７３／７５ １２５．４３／４５
午前９時現在 ９３．８８／８９ １．３３９４／９６ １２５．７３／７５
ＮＹ17時現在 ９４．００／０３ １．３３９４／９８ １２５．７２／７７
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［東京 ２７日 ロイター］ 正午のドル／円は、ニューヨーク市場の午後５時時点か
ら小幅安の９３円後半。東京市場ではアジア株の下げなどを背景に、円の弱含みが一服と
なった。ドルは９４円前半から９３円後半へじり安となった。
東京市場では円が反発。豪ドル／円
８７円後半から８６円半ばへ、カナダドル／円
へ売られた。英ポンド／円
ばへ、ＮＺドル／円
株価がマイナス圏で推移する中、弱含みの続いた円が反動で買い戻されたという。
ドル／円も９４円前半から９３円後半へじり安となった。市場では輸出企業の売りに加
え、短期筋の利益確定売りを指摘する声もあった。
前日東京市場から海外にかけての取引では、日本の投資信託とみられる向きの円売り観
測が市場で話題となった。前週２３日に野村アセットマネジメントが設定した「野村グロ
ーバル ・ハイ・イールド債券投信」が計１９３３億円と今年最大の設定額となった直後
で、「同投信とみられる向きの円売りが断続的にあった」（都銀）という。市場では「円
を売りたい短期筋がはやし立てているだけではないか」（外銀）といぶかる声も複数ある
が、久々の大型設定が市場の話題を集めた形だ。
一方、ユーロはギリシャ問題をめぐって乱高下が続いている。海外の取引では、欧州国
債金利の上昇などを手掛かりにユーロ／ドルが１．３３ドル後半から１．３２ドル後半へ
売られたが、海外市場終盤からアジア時間早朝にかけては買い戻しが活発化した。朝方の
ユーロ上昇局面では、海外市場の序盤に「売り込んだ向きの買い戻しがあったようだ」
（別の外銀）との声があった。薄商いの中で損失確定のユーロ買い戻しのポイントを巻き
込んだとの見方もあった。
＜米上院が金融規制改革法案の審議入りを否決、金融セクターの株価反応に関心＞
市場では、米上院が日本時間２７日早朝、金融規制改革法案の本会議審議入りを否決し
たことに関心を示す声が上がっている。前日の米株式市場では、金融規制改革案への警戒
感からＪＰモルガン・チェース
下落するなど、金融株が軒並み安。予想を下回る決算を発表した米資産運用大手のブラッ
クロック
セクターの弱さがどの程度波及するか」（後出の外銀）が為替市場でもポイントになると
いう。
（ロイター 基太村真司記者）
（shinji.kitamura@thomsonreuters.com；０３―６４４１―１７９１；ロイターメッ
セージング：shinji.kitamura.reuters.com@reuters.net）
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