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再送:欧州市場サマリー(14日)

発行済 2011-01-15 05:48

*この記事は15日に配信しました。

             1442GMT 13日終盤

ユーロ/ドル    1.3363 1.3354

ドル/円    82.720 82.800

ユーロ/円 110.55 110.57

 

             14日終値   前営業日終値

株 FT100 6002.07(‐21.81)  6023.88

  クセトラDAX   7075.70(+0.59)   7075.11

 

金 現物値決め 1367.00        1381.50

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(3月限)  98.850 (‐0.025)  0.428(0.398)

独連邦債2年物 1.149(1.100)

独連邦債10年物(3月限) 124.59 (‐0.05) 3.048(3.033)

独連邦債30年物   3.510(3.501)

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 <為替> ユーロが上昇。スペインやイタリアなどの国債入札が堅調にこなされたこと

を受け、市場ではユーロのさらなる上昇が見込まれている。

 中国人民銀行(中央銀行)が20日付で預金準備率を50ベーシスポイント(bp)引

き上げると発表したことを受け、豪ドルが下落。豪ドル/米ドルは0.7%安の

0.9896米ドルを付けた。

 

 <株式> ロンドン株式市場は続落して終了した。中国人民銀行(中央銀行)が同日、

預金準備率の引き上げを発表したこと受け、世界経済の回復の持続性に対する懸念が再燃

した。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は21.81ポイント(0.36%)安の

6002.07で取引を終えた。

 中国人民銀行はこの日、20日付で預金準備率を50ベーシスポイント(bp)引き上

げると発表。これを受け、中国の経済成長の抑制が原油需要の減退、金属価格の下

落につながるとの懸念から、鉱山・エネルギー関連株に売りが出た。

 フレスニロは4.2%安、アングロ・アメリカンは3.2%安で引け

た。

 一方、ディフェンシブ銘柄には買いが入り、公益事業のインターナショナル・パワー

は1.9%、スコティッシュ・アンド・サザン・エナジーは0.4%、

それぞれ上昇した。ブリティッシュ・アメリカン・タバコは0.3%値を上げた。

 半導体設計会社ARMは5.3%高で終了。同社は米マイクロソフト

との提携をこのほど発表。前日に米インテルが好調な第4・四半期決算を発表し

たことを受け、買いが入った。

 

 欧州株式相場はFTSEユーロファースト300種指数が続落。中国人民銀行(中央銀

行)の預金準備率引き上げを受けて、投資家のリスク選好度が低下した。ただ、明るい内

容の米経済指標や堅調な企業決算に支援され、下げ幅を縮小して終了した。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は1.21ポイント(0.10%)安

の1156.13。一時、1145.05の安値をつけた。週間ベースでは1%上昇した。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は4.78ポイント(0.16%)高の

2920.40。

 鉱山株の下げがきつかった。中国人民銀行は14日、預金準備率を50ベーシスポイン

ト(bp)引き上げると発表。預金準備率の引き上げは過去2カ月余りで4度目で、中国

政府が今年の最優先課題としているインフレ抑制に向け、強い姿勢を示す形となった。同

発表を受け成長に歯止めがかかるとの懸念が強まり、一部で利益確定の売りが見られた。

 STOXX欧州600資源株<.SXPP>は1.6%安。アングロ・アメリカン

3.2%、アントファガスタは2.4%それぞれ下落した。

 

 米JPモルガン・チェースの第4・四半期決算は市場予想を上回る増益となり、

他の銀行の決算に対する期待が強まった。

 STOXX欧州600銀行株指数<.SX7P>は0.5%上昇。クレディ・スイス

は1.7%高、バークレイズは1.6%高。

 この日発表された米経済指標も、欧州市場の終盤にかけて市場心理が上向く要因となっ

た。12月の小売売上高が市場予想は下回ったものの6カ月連続で増加。また、12月の

消費者物価指数(CPI)はインフレが抑制されていること示唆した。

 ハイテク株も好調。前日発表された米インテルの第4・四半期決算が市場予想

を上回ったことが材料視された。STOXX欧州600ハイテク株指数<.SX8P>は0.6

上昇。オランダの半導体製造装置メーカー、ASMLは6.4%値上がりした。

  

 <ユーロ圏債券> 独連邦債2年物利回りが1年ぶり高水準をつけ、2・10年物のイ

ールドカーブはフラット化した。インフレ圧力を背景に、ユーロ圏の金利が予想よりも

早い段階で引き上げられるとの観測が引き続き強まっている。

 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁が前日、ユーロ圏が短期的にインフレ圧力に直面

していると発言したことを受けて、欧州銀行間取引金利(EURIBOR)先物<0#FEI:>

は2011─13年の限月が総じて下落した。

 大和キャピタル・マーケッツのリサーチ部門主任グランド・ルイス氏は「(前日のトリ

シェ総裁の発言は)ある意味で非常に均衡が取れていたが、ECBは明らかに、遅いより

は早い時期の利上げ実施を望んでいる」と指摘した。

 

 独連邦債2年物利回りは4.7ベーシスポイント(bp)上昇し

1.163%。一方、同10年物は2.4bp低下し3.027%となっ

た。

 2年物利回りの上昇を背景に、2・10年物の利回り格差は7bp縮小し188bpと

なった。また、前日のECB理事会前の水準からは約17bp縮小した。

 独連邦債先物3月限は27ティック高の124.91で清算。ただ、スペイン

やイタリア国債が一段高となったことで伸び悩んだ。

 週内に実施されたユーロ圏周辺国の国債入札が堅調な結果に終わったことで、周辺国に

対するセンチメントは回復した。ただ、トレーダーは、市場では依然としてユーロ圏債務

危機をめぐる緊張が漂っていると指摘。「スペイン国債に対しある程度国内勢による買い

があるほかイタリア国債への関心が多少みられるものの、海外勢からの需要はまったくな

い。大半がショートカバーの動きだ。また、ポルトガル国債への買い意欲はまったくみら

れない」と語った。

 10年物のポルトガル国債と独連邦債の利回り格差は小幅拡大し390bp。 

 債務問題をめぐり、17日に開かれるユーロ圏財務相会合が注目されている。

                           [東京 15日 ロイター]

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